失意

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過去の記事を見ている方ならご存知でしょうが、いまの会社にはホントにありえない問題が多すぎて、心も体も疲弊しきってしまったので、これ以上気持ちがやばい状態になる前に脱出を考えています。
いまの会社は全世界では8000人くらい社員がいるのですが、日本には6人しかいません。自分が入社した当時は10人以上いましたが、自分を含め3人を除きバタバタとみんな辞めてしまい、あとから3人入ってきて、いま6人です。

そういった人事的な問題だけじゃなく、長く続けられそうにない理由には事欠かないし、いまいる6人のうち、水面下で転職活動をしていないのは1人だけ。その1人はインド人なんだけど、そろそろ国に帰ろうと思っているから、それまでいまの会社で頑張るつもりだそうです。

まあそんなわけで会社の様子が「沈みかけた船からネズミが逃げ出す」ような状況になっているので、自分も色々と転職の道を探っていました。
とはいえ、いまの会社に入ってそんなに経っていないから、なかなか厳しい転職活動でした。
そんなとき、使っているサーチファームのエージェントからある会社を紹介されました。
以前からかなり興味がある会社だったのですが、大企業アレルギーのうずらはこの会社を避けてました。しかしいまの会社で、小さすぎる会社のつらさも身にしみていたので、応募してみようと決意。
それが、なんだかトントン拍子に進みました。

1次面接、相手は日本人の方。30代くらいの男の人。
日本語半分、英語半分での面接。
以前働いていた会社で共通の知り合いがいるって話になって、面接なのに笑顔で会話が盛り上がってしまいました。
数日後、エージェントから連絡がきました。結果は合格。

そのまた数日後、こんどはシンガポールにいるマネージャーとの電話面接。
名前から察するに、中国系の方。もちろん全部英語です。
中国の方特有の発音で、しかもマシンガンのように高速で話す人。技術的にもかなり突っ込んだ質問をされて結構しんどかったです。
でもまあ、分からないところは正直に分からないと言って、なんとか終了。
これはダメかなーって思っていたら、翌日エージェントから連絡があって、
「2次面接の結果はすごく高評価だったよ!次は最終面接になると思うよ!」
って言われました。

最終面接はアメリカ人の偉い人(日本の会社でいったら本部長かな)と、たぶん入社したら同僚になるであろう、帰国子女だと思われるレベルの英語を話す女性の二人が相手でした。
なんで今の仕事をやめたいのかとか、週末は何してるだとか、いろんな話を聞かれて、面接終了。

結果、3次面接で落ちました。今日知りました。
やはり、今の会社に入社してまだ短いことが気になったようです。
その点を納得できるように説得してみろと3次面接のときに言われたので、できるかぎりマイナスイメージになることは避けて説明する努力をしたのですが、足りなかったのでしょう。
1次面接の担当の方は、「1次、2次、そして3次の担当のひとり(女性)にはたいへん高い評価で、適任だと推薦されていたのですが、部長(3次面接のアメリカ人)の一言でダメということになってしまい、残念です」と伝えてくれました。
これもまあ、自分で選んだ道に対する評価だから仕方あるまい。
気持ちよく受け止めようと思います。

いまの会社に入る決断をしたのは自分だから誰も責めることはできないけれど、技術職のポジションだという説明を受けて入社してみたら、中身は全然違ったうえに、上司からみて使い道がわからなくなったら「あとは知らん」っていう扱いで、非常に悔しい思いをしています。ひとの人生、ひとの職歴なんてどうでもいいっていう考えです。いや、そんなこと何も考えていないのでしょう。

すくなくとも当時、内定までほぼ確定していた会社は4社ありました。
うち1社は誰もが知る世界的IT企業。1社は、同じく世界規模のコンサルティングファーム。もう1社は国内大手の通信事業者でした。
いまさら悔やんでも仕方の無いことですが、本当にあのときの自分の決断は間違いでした。

いまこの会社にいることで、転職活動の妨げになることはあっても、プラスになることはほとんどありません。

今日はかなり落ち込みました。自分ではどうにもならないショックです。

でも職を失ったわけじゃないんだからと自分に言い聞かせて、明日からまた転職活動と、いまの仕事を頑張っていこうと思います。

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