転機再び

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ここに記事を書くのは久しぶりです。

いろいろとありました。

インドと日本、将来必ずお互いのためになる協力関係を展開できると思って頑張ってきましたが、そろそろ限界です。なにが限界かというと、この会社にいることがです。

上司が退職した話は前にも書きましたが、それに伴い、日本は独立したリージョンから、APACのリージョンのひとつに変わりました。簡単に言えば格下げです。Revenueが芳しくないからということと、新しいリージョンヘッドをうまく配置できなかったことが理由でしょう。

次々と営業が辞めていくなかで、顧客との良い関係は崩れ、ビジネスチャンスはことごとく逸し、かなり危うい状況にあります。

Expence to revenueが厳しく管理され、日本の社員全員(といっても6人です)が一丸となって「全員営業体制」でFunnelを良くしていこうと、APACのVPから言われましたが、そう簡単にリカバリできる状況ではありません。

自分も本来の仕事(プロジェクト管理)をしたくても管理するプロジェクトが無い状況で、セールスエンジニアとして行動するように指示されました。
しかし、「俺もう辞めるからさ」って雰囲気の営業や、一体何を考えているのかわからない不真面目な営業と共に顧客を訪問しても、いいビジネスを取ってくることができるでしょうか。
難しいです。

先日、営業の問題児(director)が、接待で経費を月に40万円も使ったため、問題になりました。
本人は必要経費だと言い張ってますが、疑いの目で見ています。客と飲みに行ったのかどうかも疑わしいです。
彼の行動は本当に怪しいのです。
銀座の飲み屋から、しょっちゅう彼宛てに荷物が届きます。
この間は、桃が一箱送られてきました。
いったい飲み屋にいくら落としているんだ!
会社にいれば、ゴルフのコースをネットで調べたり、ゴルフ仲間とメールしたりしてます。
本人は誰にも気づかれていないと思っているようですが、バレバレですよ。
こういう人と一緒にいると、本当にモチベーションが下がります。最低です。

彼についての文句を挙げればきりが無いので、これくらいにしておきます。
とにかく、今までこれほどの給料泥棒は見た事がありません。
こういう人が、8桁の給料をもらっているのは納得がいかない。

なんだかんだで、僕よりも前に会社にいた日本人は一人もいなくなってしまい、いろいろ失望させられて転職を決意し、今に至ります。
今回は慎重に転職活動をしてきました。
職務内容、会社の業務内容、素性、雰囲気、報酬、立地。なにより、長く在籍してしっかりとスキルアップし、そのフィードバックができるところがいい。
すべてパーフェクトな環境を得ることは難しいと分かってはいますが、今回は様々な人脈から色々と助けてもらい、とうとう先日、ある企業に内定が決まりました。
今週中か、遅くても来週の頭には正式なオファーが来るそうです。
長い戦いも、これでようやく終わりです。

インド系の某大手企業を含め、他にもいくつかの企業からもオファーがもらえる状況でしたが、しばらくインドからは遠ざかります。インドとのかかわりを持ち始めてから5年。
オフショアリングやインドに関する知識と経験は、十分に積むことができたと思っています。これからは、この経験をさらに活かし、次の会社で役に立てていきたいです。

今度の会社は、また外資になりますが、米国のIT企業です。ソフトウェア系です。
米国、ベルギー、中国に開発センターを持っている会社で、とある分野でワールドワイドでトップシェアを堅持しています。
将来性も抜群にあり、かなりエキサイティングな経験ができると思います。
この会社に採用されることに決まったのは、本当にラッキーだと思います。
正式なオファーレターが手元に届いたら、いまの会社に退職の意思表示をして、10月から新しい会社での勤務を予定しています。
10月中旬には、さっそく米国に出張の予定です。

新しい仕事が決まったことで嬉しい反面、今のチャレンジングな状況で踏ん張っている仲間に去ることを伝える辛さもあります。
業界は狭いですから、いやな辞め方はしたくないと思います。

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