もういちど流れに乗ってみる

この記事は約3分で読めます。

気がつけば3ヶ月もこのブログを放置していました。

3ヶ月間何をしていたのかというと、今年のはじめに一度は回復したものがまた悪化して、休養していました。
今まで抱え込んでいたものがまだまだたくさんあって、それが自分でも気がつかないうちに許容量を超えてしまって、とめどなくあふれてきてしまったので、それを順序立てて自分の中で整理する必要がありました。

生活はほぼ退廃的で、なにかを生産するようなことは何もなく、ただぼーっとしたり、ゲームをしたり、普段はあまり見もしないテレビ番組を見たり、少し良くなってからは本を読んだり、音楽を聴いたりしていました。

そんなことをしている間、内面では自分で自分自身を理解することで精一杯で、とても自分から不特定多数の人たちに思っていることを伝えたりすることはできませんでした。

ブログというのは、そこにある情報に対してなにか自分の意見を書いたり、誰かの書いた意見に同意したり反対したりするツールのようですが、僕のブログは全然ブログらしくないし、どちらかというと個人的な気持ちとか思いを書き綴る日記のような位置付けです。

でも世の中にはそんな自分のささやかな意見を楽しみにしてくれる人がいるので、こうして書き続けることにしました。自分のことを誰かに理解してほしいという気持ちはあまりないのですが、理解してもらっていないと面倒なことになるということは少なからずあります。そういった意味では、このブログで本当の自分をさらけ出せるのが一番良いのでしょうが、心の底に長年たまってきた色々なことをここで出すことができるのは、あったとしても当分先のことになってしまいそうです。あるいは、僕のことを全然知らない他人がこのサイトを見つけてたまたま僕の記事を読んだとして、こんな個人的なものを他人の生活を覗くように楽しんでくれる人がいるのかもしれません。

僕は話をするのが得意なほうなのでよく誤解されるのですが、自分にとって一番身近な人にさえ、思っていることをあまり上手に伝えられません。だからこうして相手を特定せずにブログを書くことによって自分を表現するのが、とても合っているように思えます。

自分の実名が辿れるサイトで、自分の本音を書くというのは多少勇気の必要なことですね。巷では個人情報保護だとかプライバシーにとても敏感になっているようですが、僕はあまりそういったことが重要には思えないので、実名を使っています。自分で書いたことに責任を持ちたいという思いが作用しているのかもしれません。

この3ヶ月近い間は仕事もしていなかったしお金が無いこともあって、今は生活面でも切り詰めて質素でシンプルな暮らしをしています。これは、今の僕にとって悪くないことだと思います。

ときどきどうしようもなく感情が揺さぶられて大切な人を傷つけてしまうことがありますが、基本的に心は限りなく前向きだし、外に出れば秋の足音も聞こえてきて、深呼吸すると情緒的な香りがします。昔から秋という季節は大好きです。そんな些細なことのひとつひとつが、前に進もうとする僕の背中をそっと押してくれているように思います。

そういうわけで、おおむねはなんとかうまくやっていけそうな気がしています。心配してくれた皆さん、ありがとう。

コメント