失われた5年間

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年末も近くなり、心に余裕ができてきたこともあり、過去の反省をしてみた。
ここ数年は病気との闘いや職場での葛藤が中心になっており、なかなか自分を振り返る余裕も無かったように思う。
とある本に、ひとは過去5~10年の成果で食っているという話があった。
その通りだと思う。
結婚して、マンションを買って5年過ぎた。
結婚は生活上、自分の責任について考え直すいい機会だったし、
マンション購入は、資産運用について考えるいい機会だった。
何事も必然によって起こっているのである。

自己研鑽という視点で、5年区切りで自分を振り返ってみた。

20才~25才
激動の時代。将来や生活への極度の不安と恐れ。身内の良き理解者の欠如。
仕事を選ばず(選べず)、生きるためだけに働く。
知的労働社会へ飛び込み、良き指導者との出会い。プロ意識の芽生え。
キャリア不足、学歴不足の不安、恐れ、コンプレックス。
とにかく吸収。なんでも経験。目の前にあるものは全て食べる。

25才~30才
過去5年で学んだことが実を結び始める。
長年、働きたいと思っていた業界で「プロ」として働くことができるようになった。
20~25の最大の収穫は「経験」。
25〜30の最大の収穫は「自信」。
仕事上での様々な出会いと別れ。困難やつまづき。気付き。パラダイムシフト。
冒険。若い体力へ依存した働き方。
健康面の配慮が足りない。
あとから思えば何度も危険信号が出ていたのに気付かなかった。

30才~35才
いままでの貴重な「経験」を買ってくれる市場がたくさんあった。
それにおぼれていた時期でもある。過去の10年間と比べても、能動的に経験や知識を増やそうという努力が足りなかった。結婚をはじめ、生活の変化によるものも多少あるが、簡単に言えば天狗になっており、さらに楽観主義だった。
とはいえ努力してきた結果がいまの生活なので、食うのに困らない程度には自分の価値をメンテナンスしてきたと思う。
しかしここで、健康面の問題が表面化し、とうとう社会生活に影響が出る。
仕事面ではフィールドが急激に国際化して国をまたいだ仕事の経験が増えたけど、体がついてこなかった。
この5年間は、30才までに築いてきたものをベースに得られた報酬で食いつないでいたようなもの。

というわけで、過去の自分の経験から考えると、いますぐなにかやらなきゃいけない。早急に学び、努力し、種をまくのだー!
しかしいまタスクの優先度が明らかになっていないと、前に進むこともできない。
気持ちだけは焦る。この悶々とした状態が、一番よくない。
そして体も一応よくなり、振り返ってみると……やりたかったことのうち、できてないことのリストが増えたまま、35才である。

一刻も無駄にできない!
でも、焦ってはいけない!よく考えながら動くべきだ。
時間をより効率的に管理できるるようになりたい、という気持ちが強くなった。
時間を制し、無理の無い計画で自分を磨くのだ。
大学だって、ずっといままで行きたいっていいながら後回しにしてきた。
大学2年生からの編入にしたって、最低3年間かかるのだ。
来年の春から入学しても、卒業したら2011年、38才の年である。
それから大学院に2年いったら、40才だ。
これはもう後に引けない。
後に引けないという思いをプラスに転じて、今やるしかないという思いにしよう。

というわけで、来年4月の大学入学を決定したのである。
大学入学の思いは、経営やマーケティングについて体系的な知識を付けたいからである。
なので、20代の頃に考えていた「コンピュータサイエンス」の思いは、今は弱い。
まあ今の時代、経営やマーケティングにもITは切り離せない存在だから、それらを絡めて学ぶことになるだろう。
大学は、大学院で学びたいことがあるので、大学院に入る資格が欲しい、そのために行きます。
もちろん、働きながらやります。

4月に入学するということは、ほかの学習を思いっきりできる期間は3月まで。
そこで英語を徹底的に短期集中でやることにした。
TOEICが1月と3月にあります。
1月の試験は、1月13日。ここで、900点を目標に学習計画を立てています。
3月には、960点を目標にしています。

将来の目標管理と時間管理のために、いいプランナーツールを探していました。
まあ手帳のようなものを想像していたので、手帳を探していたんですが。
絞り込んだのは、SD手帳、フランクリン・プランナー、それからGMO社長の熊谷さんがプロデュースしている手帳の3種類。
まあどれも同じような内容を売りにしているので、あとは使う側次第だなと思い、フランクリン・プランナーのコンパクトサイズ、デイリー版のスターターキットを買ってきました。

手帳や文房具を新調すると、気分もリフレッシュされていいですね。
がんばるぞ。

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