モノを大切に

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持っている音楽をすべて持ち運べるというのはものすごく画期的なことで、毎日の生活に欠かせないものになってしまったiPodです。
しかしこのiPod、気に入らないところがひとつある。
いや、ひとつじゃないんだけど、一番気に入らないところ。
それは、電池を自分で交換できないことだ。

世の中のiPodのほとんどが、内蔵電池の寿命によって役目を終えているそうです。
アップルは電池交換のサービスを行っていますが、7000円近くする。
だったら、新しいモデルに買い換えちゃえ!という人が多いらしい。

昔はなんでも乾電池が使えたのにな。
もうね、これ以上薄くしたり軽くしたりする必要ないと思うんですよ。
携帯オーディオプレイヤーに限った話だけじゃなくて、ノートPCも、携帯電話も、PDAも、ただただ薄く小さくすればいいってもんじゃないと思いませんか。
性能を犠牲にしてまで小型化するのは個人的にはもってのほかだし、ある程度厚みがあると、側面だって活用できちゃうんですよ。
MacBook Airだって薄くした分、性能も落ちてるし拡張性も犠牲になってる。
そして何より、薄すぎて折れてしまいそう。
製品のパッケージングも、分解したり改造したりしにくいようにネジがついてなかったりすることが多いよね。
近所の電気屋さんでテレビを直してもらう時代がなつかしいわ。

先日、がらくた箱を整理してたら15年以上前のポータブルCDプレイヤーが出てきた。乾電池で動くタイプだったんだけど、みごとにまだ動く。
20年以上前のパソコンが、一度もメンテナンスどころか掃除もしたことがないのに、まだ動く。
死んだじいちゃんの形見のラジオなんてもう60年くらい前のやつだけど、いまでもFM、AM、短波が受信できる。

iPodじゃこんなこともないんだな。
10年放置して、がらくた箱で見つけたときにはとっくに内蔵電池が死んでて動かなくなってるはず。

次々と新しいモデルが売れなきゃ困るっていうのもわかるけど、なんとなく寂しいもんだなあ。

コメント

  1. ちゃぼ より:

    俺のiPodは車でしか聴かないし、シガーに差しっぱなしだから、電池がダメになっても大丈夫。

    ぶっ壊れるとしたら熱かなぁ。

    この夏乗りきれるか。

  2. わい より:

    自分で交換できないのってどうかと思うよ。
    ビデオとかデジカメとかの交換型バッテリーとかって各社さまざまじゃん。大手メーカーは環境に配慮しているなんて言っているのに、あれって全然配慮してないよね。ソニーのビデオカメラなんて、しょっちゅう形が変わるよ!

  3. うずら より:

    ちゃぼさん>
    もうPCと同期しないってこと?
    iPodって、バッテリーに多少電池が入ってないと、USBで電源供給していても同期もできなくなるんだよ。
    わざとそういう仕様にしてるんじゃないだろうか。
    電源つなぎっぱなしで使う人対策で。
    マジでそんな気がする。

    わいさん>
    乾電池もさ、薄型の規格とか作ればいいのにね。
    もう今の時代に向いてないのかもしれん。乾電池の形が。
    薄型乾電池が出れば、それにあわせるメーカーも増えるかも。
    メーカーとしては独自規格のほうが囲い込みができておいしいのかもしれないけどさ。