iPhoneのAppに、Google Mobile Appというフリーのソフトがあります。
こいつはGoogleのサジェスト機能とか、Webの検索だけでなくiPhoneに入っている連絡先なんかも一括で検索できる優れものなんですが、本日付で米国のみ、このソフトが大幅に強化されます。
その強化される機能とは、音声検索。
百聞はなんとかっていうから、まずは動画を見てください。
英語だけど、何やってるかは分かると思います。
iPhoneには加速度センサなどがついているので、それを活用して、iPhoneを耳のそばにもってくると、自動的に音声検索がONになるようです。
検索結果は、iPhoneに内蔵されているGPSによる位置情報と連動しているので、たとえば
「一番近いスターバックスのお店はどこ?」
とか話しかけるだけで、結果が表示されるんです。
もちろん、iPhoneのマップ機能とも連動できるので、質問を言うだけで地図を表示することもできます。
Googleは米国では、GOOG-411というサービスをやっていますが、これは、
800-GOOG(4664)-411 というフリーダイヤルに電話して、検索内容を話すだけで結果が返ってくるというもの。(下の動画参照)
いま携帯や自動車の業界、そしてコールセンターでは、すごい革命が起きようとしているんですね。
そもそも音声認識っていうのは、かなりの精度まで完成してます。
ただし、高い精度で認識するためには、膨大な言語データベースを持っていないといけないので、携帯やカーナビのような小さなデバイスでは実現できなかったんです。
だから今の携帯やカーナビにも音声認識はついてますけど、簡単なコマンド操作しかできません。
これがどう変化しようとしているかというと、24時間ネットに繋がるという利点を使って、利用者が話した音声データをネット経由でそのまま(もしくは少々前処理だけ行って容量を少なくする場合もあり)サーバに送信し、サーバ上で高精度の音声認識を行い、結果を返すというものです。
これのすばらしいところは、音声認識の結果得られたテキストをそのままデバイスに返す必要は無いというところです。
たとえばGoogleの場合は、そのテキストを使用してWeb検索やイメージ検索を行い、その結果を返します。付加価値ですね。
車の場合、Connected Carというコンセプトがちょっと前から話題になっていますが、名前の通り、常時ネット接続された自動車です。
こうなると、カーナビの仕組み自体も変わっちゃいます。
地図データをカーナビに保存しておく必要がありません。
GoogleマップやYahoo!地図のように、サーバにある地図を、ナビが表示すればいいだけです。
たとえば広告やマーケティングなんかにも活用できますよね。
地図にリアルタイムにレストランの情報が更新されていったりとか。
それから音声検索で「近くのスターバックスは?」と聞いた瞬間、スターバックスのサポートセンターにデータが転送されて、そのまま一番近いスタバで飲み物を注文できたりとか。
しかもお店の人は、そのお客さんがどのへんにいるか分かるから、ちょうどいいタイミングでコーヒーを作って待っていることもできちゃう。
いろいろ夢が膨らみます。
コメント
この動画に出てる人たちはgoogleの社員かなんかなのかね?
すごくその辺にいる人だね。www
どうみても社員でしょうw