HDD増設

ハードディスクに入ってる大事なデータ、バックアップしてますか？

バックアップって言ってもDVD-Rは数ギガバイトしか入らないし、Blu-rayはメディアがまだまだ高いし、一方でハードディスクの容量はどんどん増えていくわけで、やっぱりハードディスクのデータをバックアップするには別のハードディスクを用意するのが一番お手頃ですね。

（でも本当に大事なデータは光メディアに記録しておいたほうがいいですよ）

ちなみにハードディスクでRAIDを組んでいるから大丈夫！って思ってる方が少なくないようですが、RAID組んでてもまったくもって安心ではないのですよ。

まず始めに初歩的な勘違いを正しておくと、RAIDといってもいろんな種類があって、たとえばRAID 0（ストライピング）は、複数台のディスクに情報を分散記録するため記録速度を向上させることが可能。（一般的にディスク読み書きのボトルネックはシーク時間とアクセス時間なので）
しかしRAID 0には冗長性は全くないばかりか、構成しているディスクのうち1台でもぶっ壊れたら残りのディスクが生きてても、データはすべてオシャカになります。
1台のHDDが壊れる確率よりも複数台のうち1台が壊れる確率のほうが高いので、リスクは単独のドライブで構成されたボリュームよりも高いのです。

対してRAID 1, RAID 5, RAID 6は耐障害性が高まるけど、例えばハードウェアRAIDでRAIDコントローラが壊れてしまったり、一度に複数台のディスクが壊れてしまったりするとアウト。
一度に複数台が壊れることなんてあるの？って話ですが、あります。いままで自分が（仕事で）管理してきたサーバでも、数回経験があります。特に同時に同じ製品を購入した場合、製造ロットが同じものになるので、同じタイミングで壊れるリスクが高まります。
ちなみにRAIDコントローラが冗長化されているタイプもあるけど基本的に高価です。
それから電源。常時稼動のサーバだと電源を複数個入れておき、さらにAPC（無停電電源装置）を用意するのが常識ですが、家庭用のPCには普通はひとつしか電源が入っていないから、データの書き込みとかしている最中に停電したりブレーカーが落ちたりしたら、一瞬でダメになってしまう可能性もあります。

RAIDの場合、様々な条件を考えるとミラーリング（RAID 1）が一番安心なのですが、こいつは複数のディスクに全く同じデータを書き込んでいくタイプなので、かなりディスクの無駄遣い。

たとえば1TBのディスクが4本あった場合、
RAID 5だとデータ用が3本＋パリティ用が1本で、3TBになります。
一方RAID 1だと何本増やそうが、1TBです。（ただし増やせば増やすほど耐障害性は高まる）

なんてRAIDの話はさておき、我が家であちこちに分散してしまっているデータを一点集中すべく用意されたNASがあるのですが、こいつが750GBしか容量が無いため、すべてのデータが入りきらずにあちこちに分散したままでした。

無くなってしまうと死んでしまうようなデータはさすがに無いのですが、かなり愕然としてしまうくらいの大切なデータはたくさんあります。
なのでディスクのお引越しをすることにしました。

ケースのフタあけて〜（ケースはAntecのP182）

ハードディスクの入ってる箱を引っこ抜いて〜

既存のディスクを左に寄せて〜

新しいディスクの封を開けて〜

組み込む。

ディスク固定部分はゴムでクッションになってる。

あとはSATAのケーブルと電源ケーブルを増設して、完了。

そういえば店頭にはもうUSB 3.0のハードディスクやインタフェースカードが出回っているのですね。
どれくらい速いのか試してみたい気もするけど、eSATAがあれば十分という気がしないでもない。
USB 3.0の恩恵ってどこにあるんだろ？デジカメのデータはSDカード経由でやってるし、個人的にはあんまり必要ないのかな。
あ、オーディオインタフェースくらいかな。

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