無理やり抑えこんでひとまず勝つことができたのは、医師に言わせると薬を飲んで予防線を張っていたから。飲んでいた薬はリーマス。付け加えるならば、落ちたとき、とことん周囲を気にせず落ちてみた。部屋にこもり、一言も発せず、ただ落ちるに任せてみた。世の中で色々な事が進行していることや仕事の処理ができていないことも一切気にせず。これが功を奏して早く上がれたのかどうかはよくわからない。そして既に次の戦いが始まってる。
7月に入る前からちょっとおかしかった。でもその時点では分からないのが問題だ。後になって振り返ると、「そういえばあの頃からおかしくなってきてた」と思う。おそらく3月くらいからずっとhypomaniac episodeに入っていて、6月くらいにmaniac episodeに足を踏み入れて、そこからズガーンとdepressive episodeに入った。7月上旬には回復して均衡を取り戻したかのように見えたけど、実はmixed stateになっていて、それが今も軽く続いてる感じ。
Hypnomaniaとdepressionが混在することは最近知ったんだけど、その説明がしっくりくる状態があるんだよね。しかも結構長い時間、その状態であるときが多い気がする。これは僕の永遠のテーマになりつつあるけど、結局「自分って何だ?」What is my identity?
Identity, Apathy, Id, Ego, Super-ego, Cartesian theater, Consciousness, Metaphysics, Hard problem of consciousness, Qualia, Synesthesia, Mary's room, Philosophical zombie, Explanatory gap, Identity politics, Monadology, etc...
まあいいや。
結構面白い分野なので、興味のある人は勉強してみるといいよ。
まあ自分が何者(何物?)であっても別に構わないわけだし、意識とか哲学とか形而上学とかそういうのは単に僕が宇宙科学が好きっていう事と変わらない。ただどうしても知りたいのは、どうしてこのような病気になってしまったのかという事と、この病気といかにうまく付き合って普通の人のように暮らしていくかという事。
だいたい、毎日飲んでる炭酸リチウムだって何がどうしてこの病気に効いてるのか判明していない。
人間の意識って不思議だね。ほんとにこの世界に存在しているのかな、とか考えちゃう。
最近の感覚を色で表すと、群青色。
深い海の色。
深い海を泳いでいて、なぜか呼吸もできる。
ふと見上げると、はるか上方に、波がつくりだす青と白の模様。
木漏れ日のようにちらちらと陽が輝いてる。
でも遠すぎてここまで陽は届かない。
ふと横を見ると黒く横たわる巨大なマッコウクジラ。
海はどこまでも深く、深く、暗いけど、透き通った、群青色。
なんかそんなかんじ。
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