ロジクール iK0760SV / iK0760SG

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仕事でもプライベートでも文章を打つことが多いんだけど、重いMacBookを持ち歩くのは大変すぎるんだよね。ポメラは打ちやすくて人気があるけど文章を書く以外の機能がまったく無いし、意外にいいお値段。

むかしiPhone用に買った折りたたみ式のBluetoothキーボードがあるんだけど、Bluetooth 2.1+EDRという規格のせいなのかキーボードがゴミなのか分からないが高速にタイプすると文字が抜けるし、Bluetoothの接続はしょっちゅう切れてしまうし、ストレスのたまるデバイスだった。また、iPhoneを支える台が内蔵されているんだけどiPadは全く支えられない。

それで次に買ったのが投影式のBluetoothキーボード。見た目は最高にカッコイイんだけど、これもBluetooth 2.1+EDRのためかリンクの不安定さは同じようなもの。また、平らなところにキーを投影する必要があるため、外では使い物にならない。指の位置を認識するセンサーも精度が良いとは決して言えないし、めちゃめちゃゆっくりタイプしないといけない。

そんなわけで、長い通勤電車の中や喫茶店、自宅のリビングなどでiPadを使って楽に文字入力できるデバイスは無いものだろうかと探していたんだけど、iPhone 4SからサポートされるようになったBluetooth 3.0+HSとBluetooth 4.0がなかなか良いらしい。

ちょうど今使っているiPadのケースが歪んできて、鞄の中で勝手にスリープしたり戻ったりする状態になってたので、近所のヤマダ電機に展示してあったiPadのフタにもなるキーボードがいいんじゃないかなーと思ってた。

ヤマダ電機には白しかなくて、黒をAmazonで注文したら間違ってiPad Air用を買っちゃった。

▼iPad Air用

欲しかったのはiPad mini用。なんとか返品することができてよかった。結局アキバのヨドバシまで行って実物を見て決めることにした。

Belkinの似たようなキーボードもあったんだけど、なぜか「?」キーがスペースキーと同列にあって使いにくそうだったのでやっぱりLogicoolのやつにした。

▼iPad mini用(Retina対応)

すばらしく使いやすい。

キーがUS配列であることと英数字以外のキー配列がちょっと特殊であることは慣れる必要があるんだけど、最初にBluetoothのペアリングを行えば次回からは電源を入れたら即時に使えるようになるし、高速でタイプしても文字が抜けたりしない。iPad本体もカッチリ固定してくれるし、iPadの角度も無段階で調整できる。

fnキーと数字キーを併用すると、iPadのロック、音声入力のON/OFF、ボリューム調整、音楽の再生/停止/スキップ、カメラの起動、Spotlightの起動などができる。

スペースキーの横にiPadのホームボタンと同じ四角い刻印のあるキーがあって、これはホームボタンと同じ働きをしてくれる。

さらに良い点が、cmd+x, cmx+c, cmd+vでテキストの切り取り、コピー、貼り付けができること。

iPhoneやiPadで文字を入力するときに不便だなと思うのが、カーソル位置の移動。細かい文字と文字の間をタッチするのが大変なんだよね。Bluetoothキーボードには矢印キーが付いているから、それも便利。

逆に残念だった点は、キーボードのせいではなくてiOSの問題なんだけど、予測変換の候補が表示されている状態では矢印を使ってカーソル移動ができない。escキーも無いので、予測変換候補のポップアップを消すためには適当な文字をひとつ打ってからdeleteする必要がある。

それからこれもiOS側の話だけど、ローマ字キーボードと英語キーボードの切り替えが不便。cmd+スペースで切り替わるんだけど、1回押すと選択できるキーボードの一覧が表示されて、もう1回押すと切り替わる。2回押すのがけっこう面倒だったりする。

ローマ字キーボードだけで済ませられるといいんだけど、それだと英字タイプのときに大文字・小文字をうまくコントロールできないんだよね。たとえば「IOS」ならShiftを押しながら打てるけど、「iOS」と打つときは困る。

このように幾つか不満な点はあるけれど、キーボード側の欠点はほとんどない。たくさんタイプする人にはお勧め。

さらにたくさんタイプする人には、本製品のようにコンパクトなタイプではなく、PCやMacと同じフルスケールのBluetoothキーボードが売ってるから、それを使うといいと思う。

注意点として、iOSで使えるのはHIDモードだけで、SPPモードは使えない。Bluetoothキーボードが対応している端末をよく調べてから購入しよう。

ケース一体型の場合はAir用とmini用もお間違えのないように。

Android用キーボードの一部は、USBで有線接続するものがある。これはiOSでは使えないので注意しよう。

 

コメント

  1. はじめまして
    先日私もmini用を買いました。
    せっかくのコンパクトなのに、手がデカくてタイプミス多し!(笑)
    メーカーの日本語サイトでダウンロードできる操作説明書がAir用だったり、現物と説明書のキーレイアウトが違ったのには参ったです。
    寿命になったバッテリーの廃棄方法は掲載されていたが、交換用バッテリーが紹介されていなかったり・・・・・。
    仕事が或るモノのメーカーなので、そういうのが気になる職業病がでていました。

    さて、本文中にiOS側の話として、cmd+SPなどの切り替え操作を書かれていますが、そういった使い方ってまとめてどこかに紹介されているところはご存知ないですか?
    買ってから数日、使いたくてもそういう操作がわかっていないので、単なるタッチパネル保護カバーになっています!(笑)

    • うずら より:

      国籍不明の謎の東洋人象遣いさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
      この手の製品はスペースの制約からキーのレイアウトに少し癖があるものばかりで、慣れるまで少々時間がかかりますね。とくにPCやMacと併用していると大変ですね。
      このキーボードの特殊操作方法ですが、まとめられたサイトやマニュアルが無いのが非常にもったいない気がしています。メーカーが用意してくれればいいのにと思います。
      普段Macを使っていない方には特に不親切だなと思います。
      私が今のところ知っているのは次の通りです。
      (キーに刻印されている操作を含みます)

      homeボタン(SPACEキー右側にある四角い刻印のキー): iPadのhomeボタンと同じ(2回連打すればアプリ選択画面も出ます)

      Fn+1: iPadの画面ロック/ロック解除
      Fn+2: Siri(音声入力)の起動
      Fn+3: Spotlight検索
      Fn+4: キーボード切り替え(cmd+SPACEと同じだが、1回の入力で切り替わる)
      Fn+5: ソフトウェアキーボードの表示/非表示
      Fn+6: 画面スクリーンショット
      Fn+7: 再生中の楽曲操作(前の曲)
      Fn+8: 再生中の楽曲操作(再生/停止)
      Fn+9: 再生中の楽曲操作(次の曲)
      Fn+0: ミュート(音量ゼロ)
      Fn+-: 音量ダウン
      Fn+=: 音量アップ

      fn+Q: tab
      fn+A: caps lock

      cmd+x: カット
      cmd+c: コピー
      cmd+v: ペースト
      cmd+SPACE: キーボード切り替え(Fn+4と同じだが、1回の入力で一覧表示、2回目の入力で切り替わる)

      shift+左右: 文字の選択範囲を広げる/縮める
      fn+左右: 現在のカーソル位置から行頭/行末まで選択
      option+左右: 次の/前の単語にカーソルを移動
      cmd+上下左右: 文頭/文末/行頭/行末にカーソルを移動

      その他:
      alt+任意のキーで特殊文字が入力できるようです。
      option+delete または cmd+delete で現在行のはじめからカーソル位置までの文字を一発で削除できるようです。

      他にも隠された機能がいろいろあるかもしれません。
      操作に慣れてくると手放せないです!もうソフトウェアキーボードには戻れません。
      せっかく購入されたのですから、ただの高価なカバーでは勿体無いですね…うまく活用できるといいですね!

      • 解説、ありがとうございました。
        今一番知りたいのは、”変換/無変換”の切り替えなんです。
        こういう説明でいいのかな?
        つまり、英単語をダイレクトに打つとか、全角でアルファベットを「HELP」という様に打つとか・・・・。
        PCのIMEでいう「F7」「F8」「F9」の様な使い方や、全くの英文だけを打つ時とか。
        糸口が見つからず・・・・、まだまだ使いこなせそうにないです。

        • うずら より:

          変換/無変換の切り替えですが、キーボードを装着していないiPadと同様の考え方になると思います。
          fn+4またはcmd+SPACEを使用して、ローマ字キーボード(かなキーボード)と英字キーボードを切り替える使い方です。
          半角英数字を入力するときは英数キーボードを使いますが、全角カナ(「HELP」など)を入力するにはローマ字(かな)モードでhelpと入力して変換候補から選ぶ方法しかなさそうです。(私が知らないだけかもしれませんが…)
          このへんはまだまだ不便さを感じる部分ですね。

          • こんばんわ
            またまた、サポートありがとうございます。
            fn+4またはcmd+SPACEでも英文が打てないので、iPadの設定を確認したら、何と英語キーボードが入っていなかったです。
            入れました!・・・・・打てました。
            これまでご教授いただいた裏ワザ?をまとめてみようと思います。
            使い慣れたPCで!(笑)
            ところで、このLogocoolのキーボードは、よく似たモデルもあるみたいですね。(TM710WH)
            https://www.youtube.com/watch?v=O1Ct9bgwRFM
            TM710の方が、開いた時に落下しにくそうですね!・・・・ちょっと後悔?!

          • うずら より:

            キーボードの件、無事解決されたようでなによりです。
            ところでTM710ですが、後悔する必要はまったくないと思いますよ。なぜならこれはひとつ前のモデルだからです。
            iK0760を購入する際に比較したのですが、大きな違いは、TM710の場合装着したiPadの角度が固定だということです。(iK0760は自由に傾けられますね)
            あと個人的にはキーの配列がiK0760のほうが良さそうでした。

  2. こんばんわ
    この1週間で何とか慣れてきた感じです。
    最近の辞書は先行して次に続く接続詞や単語が出てきますので、それが厄介ですね。
    さて、最近やっとメーカーのWebサイトに正式(?)な操作説明書が掲載されましたね。
    まだまだおかしい事書いていますし、肝心な事が記載されていなかったり・・・・・。
    寿命などによりバッテリーが充電できなくなったら、メーカーに出すしかないので高くつつきそうな感じですね。
    それまでに充電じゃなくてもボタン電池で交換できる製品が出たら嬉しいんだけれど・・・・・・。

    • うずら より:

      このキーボードを使っているとき、予測変換をキャンセルするのが非常に面倒ですよね。
      この点が一番不満です。

      このキーボードに限らず、近頃はバッテリーが交換できない製品が増えていますね。
      エコが重要視される一方で乾電池のようなリサイクル可能なバッテリーの規格が軽視されているのは残念だなと思っています。
      メーカーの操作説明書については知りませんでした。あとでチェックしてみようと思います。