忘れてはいけないのは、意識変革が起きたとき、行動の変革まで繋げないと未来の人生は今の状態とほとんど変わらないままということだ。そして行動するのに理由は要らない。行動に変化がない、思考パターンに変化がない場合、それは本物の意識変革が起きているのではなくノウハウとして納得しているだけに過ぎないという自覚はあるだろうか。
やりたいことを先送りにする理由が『今はある』と思ってるのかもしれない。家族が理由だったり、お金が理由だったり、あるいは能力の問題だったり。しかし『頭のいい』あなたの脳みそに詰まった論理や経験則は、たかがあなた1人の人生で得たものでしかなく、叡智には程遠いという現実を忘れてはいけないと僕は思うのだ。その理由は本当に行動を阻害するに足る理由なのだろうか。
人生には常に最優先事項がある。
最優先事項は常に変わる。何かが終われば、次の課題がやってくる。
人に押し付けられた課題をこなして生きることをやめたいならば、自分で物事の優先順位を正しくつけられるようになる必要が生まれる。
課題にプレッシャーを感じるかどうかで判断が可能だ。心からやりたいことにプレッシャーを感じるのだとしたら、まずそこを起点に考える力をつけよう。
自分がやりたいことで決まるべきなのだ。
誰かに会いたいとか、映画見たいとか、寝たいとか、そういうのも含めてだ。
そうしないと潜在意識に背き続ける人生を送ることになる。
僕から世の中に伝えることはまだまだ数え切れないほどある。ただ、今の段階で世の中に全てをさらけ出すのではなく、調和したタイミングを常に測っている。出し惜しみをしてるつもりもない。
人は毎日いろんなことをする。ご飯食べたり、眠ったり、トイレ行ったり、ケータイいじったり、電車に乗ったり、友達と話したり、ボーッとしたり、本屋に行ったり、散歩したり、野良猫と遊んだり。
常に最優先事項だけやってられるロボットではないんだ。
自分の心が決めるのが、本当の優先順位なんだ。それは、『やりたい』という欲求という信号で、君に教えてくれる。
体は1つしかないから、その瞬間瞬間、やりたいことは1つで十分。
将来ああなりたい、こうなりたいというのはたくさんあってもいいけど、今できることは1つだ。
しかし1秒後には違うこともできるのが人生だ。
勉強が大切なのはよくわかる。しかしそのために他の大切なものをぶち壊してしまったら、将来後悔するのは君自身だから。
リンゴが赤いと教わっても、リンゴは赤いという言葉を覚えるだけだ。実際に赤いリンゴを探し、発見し、リンゴの赤さを文字ではなく君自身の体験として心に刻み込むのだ。
これが本当の学びであると、僕は思う。
そして赤いリンゴを認識して初めて、赤くないリンゴの発見が可能になるのだ。
人生の全てを捧げないと課題を乗り越えられないように見えるのは、課題の頂上しか見ていないからだ。
頂上はまだ見えていない。それを逆転の発想で利用しよう。
君の心の中に見えている頂上の景色は、君が持つ全ての想像力と夢と希望を駆使して、最高の場所であるべきだとは思わないか?
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