Rain Man

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30年ぶりくらいに『レインマン』を観た。人の才能のスペクトラムの多様性と、『心が通じ合う』ことについて染みいる後味を残す名画だ。

この時代から既に自閉症(サヴァン症候群)は知恵遅れでもバカでも障害でもないと認知されていた。映画の中で医師がはっきりとそう述べている。

様々な国で暮らしたり友達を作ってきたけど、残念なことにこの日本では30年経った今も、人が人に対して『あいつは頭が悪い』だとか『バカだ』なんていう評価をするシーンが跋扈してる。海外にだってそういうことはあるけれど、日本で悲しいのは、『生まれつきの才能の差がある』と信じてる人が多いことだ。胸が苦しくなる体験だ。

バカなんて存在しない。

他人をバカと評価した時点で、自分の負けだ。個々の多様性の広さ、考え方のベースの広がりはまるで宇宙のように広くて、ちっぽけな自分1人の限られた経験では想像もできないような考え方が世の中には星の数ほどあるだけ。

相手を理解できないからといってバカと決めつけるのは一瞬でできてしまうことだけど、それをやってしまうと自分自身を『思い込みのドグマ』に知らず知らずのうちに縛り付けることになる。

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