回復・覚悟・確信・決意

身体に繋がれた管や電極がひとつずつ外れていくのが嬉しい。昨日とうとう最後の管、点滴が外れた。残るは心電計。でも看護師さんが「これは退院まで外れません。残念!」って。

一昨日からリハビリと体力測定開始。もう歩けるのに車椅子に乗せられるのはなんだか恥ずかしいというか申し訳ないような感じ。

薬で血糖値が下がらず、2日前からとうとうインスリンの注射がはじまった。まさか自分がこの年齢でインスリンを打たれることになるとは。けっこうショックだったけど、インスリンを打ってもなお下がろうとしない血糖値を見て、現実を受け入れた。昨晩22時(食後3時間)の血糖値は260mg/dL近くあった。血糖値測定器の背景が毎回レッド。やだなあ。

足の陥入爪や皮膚の乾燥、亀裂、それからタコ。ずっと彼女に「これって糖尿病の症状じゃないの」って指摘されてたけど「そんなことないでしょ」って否定してた。この耳は人の言うことを聞けない馬鹿な耳です。ネットで改めて調べてみると糖尿のせいかもしれない、いや、糖尿だな、と想いました。

木曜日には視力検査がある。糖尿で網膜がダメージを受けていないかどうかチェックするために。

糖尿ということであれば腎臓がどんな状態なのかもチェックしたいところだ。タバコをやめてから匂いに敏感になった。自分の尿の匂いが甘いことを今更知りました。

変な動悸や痛みはないけど、心臓は確実に弱くなった。でも毎日回復もしてる。うまく説明できないけど感覚でわかる。

循環器内科の退院ができるようになったらそのまま転科というかたちで糖尿病・代謝・内分泌内科に入院できないかと打診を受けた。入院期間が伸びるのは嫌だけど、自分の身体に嘘をついたりムチを打っても今更どうしようもないので、入院延長を受け入れることを今朝決めました


いろんなかたちで自分の運命を知るんです。ヒントはそこらへんに溢れているんです。それは繊細でとても小さなヒントなんだけど、間違いなく確信をもたらします。今まで46年間生きてきて、この虫の知らせのような感覚が外れたことは一度もないです。

その虫の知らせが僕に散々訴えかけてきます。

「お前の命はいったん救われた。しかしお前がいま期待するほどの時間は残されていない。もっともっと短い時間しか残されていないと思え。5月24日に死なずに今を生かされている理由から逃げてはいけない。これはこの世界に何かを残してから死にたいというお前の願いを叶えるために天から与えられた最大限の譲歩である。ここで何かを残すも残さぬもお前次第。天はそこまで保証はできない」

Hiro Hayashi

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