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タイトル:【新社会人へ】誰も教えてくれない「会社で働くこと」の恐ろしい真実

書き起こし
今日は皆さんに誰も教えてくれない会社で働くことの恐ろしい真実について話します。
私は小さいマンションの一室から、社員数数百名規模のエンジニア教育とDX支援の会社を作り、登録者90万人のYouTuberをやっています。10年経営してきた会社は私がいなくてもこれから伸びていくことを確信したので、信頼できる仲間にバトンタッチをして、私はまたゼロから新しい会社を立ち上げて挑戦しているところです。
出資を受けて上場を目指してしっかり監査なども入っていた一定の事業規模なる社長という立場ではなくなったことで、関係各所に気を使う大人ムーブをしなくてもよくなり、以前よりも自由に私は話ができます。忖度なく行かせていただきます。
私がこれから皆さんにお伝えするのは私がずっと 言いたくても立場上言えなかった、言いにくかった、皆さんの上司や社長も友達も教えてくれない
働くことの深刻な真実です。
全部で10個あります。
恐ろしい真実を受け入れた上で厳しい社会と向き合っていくのか、もしくは真実から目を背けて生きていくのかは、あなたが決めてください。
まず1つ目。普通が嫌なら長時間労働をするしかないという話。
多くの経営者は長時間労働なんてことを言うと 叩かれるんで、もうこのワードを出すこと自体を避けるようになっています。
特に社員の前では絶対に言いません。ただ彼らは
表面上取り繕って大人プレイをしているだけで、経営者だけで集まる飲み会なんかに行くと、みんな口を揃えて「ハードワークができない社員が人一倍活躍なんてできるわけがない」と語ります。
最近は働き方改革の流れもあり、短く効率的に仕事をしよう長い時間働くのは悪という雰囲気なってます。
人口が減って労働人口がこれからどんどん減っていくこの日本という国において、時間をかけることで成果を出す発想していたら未来がないというのは確かにその通りでしょう。時間をかけずにもっとうまくやる方法はないのかと考えるのは言うまでもなく大事だし私自身が最も発信してきた
ことでもあります。
でもどこまで行っても誰が何と言おうと変わらない公式があります。
「成果 = 生産性 × 投下時間」。
大事なんでもう1回言いますよ。
「成果 = 生産性 × 投下時間」です。
どんなに生産性高く効率的に動ける人も時間を投下しないと成果を出せるわけありません。
例えば私はスライド作り10年間の散々やってきたんで、得意です。普通の人の半分の時間で普通の
人の倍のクオリティのものを作れるとは思うんですけど、さすがに15分で2時間の公演のスライド資料を作ると言われたら、できなくはないんですが、かなりクオリティは下がります。当日アドリブでごまかすことになるでしょう。
生産性を上げるって一体どういうことなんでしょうか。皆さん分かりますか。パソコンを素早く操作すること、営業マンが新規顧客獲得のために電話しまくること、こういったことも確かに生産性を上げることでしょうけども、限界あります。
最も生産性を高めるものは一体何かというと、勝てる戦略を策定することです。
ビジネスは基本シェアの奪い合いです。どの市場で、どのような強みを持って、いつ参入するのか。この決断が一番大事なんです。
早く手を動かしたり、電話しまくったり、現場レベルで成果を上げようとすることを、戦術的アプローチと言います。戦略が間違っていたらどんなに戦術的に頑張ったとしても勝てません。
老いたロバに乗って 競馬のレースに出場したら、どんな名ジョッキーでも勝てないんです。
でも残念ながら、社会で働く99%のビジネスパーソンは戦略的な決断をする権限を持っていません。
もっと賢く戦略的に考えようなんてことはよく言われますけど、権限を持っていない人間が戦略的に考えても時間の無駄です。権限がないんですから。
提案して上役の人に働きかけることもできるでしょうけど、目の前の仕事が忙しい中で、知識も経験も持ってる情報も少ない中で、まともな戦略的な提案なんて作れません。
つまり世の中の99%のビジネスパーソンは戦術的アプローチで生産性を高めるしかないんです。先ほども言ったように、手を早く動かしたり、しっかりメモを取ったり、コミュニケーションに気を使ったり、当たり前に大事だといつも言われていることを徹底することでしか生産性を高めることはできません。それが真実です。裏技ないんです。上げられる生産性にも限界があります。
私は会社を10年経営してきて、たくさんの社員を採用してきましたが、大きな成果を上げたり、短期間で出世していく人というのは、全員、一人残らず、ハードワークしてました。いつも夜遅くまでいて、土日も仕事をしていました。彼らに「もういいところで切り上げて早く帰りなさい」と言っても、いうこと聞きませんでした。
もちろん中には、短い時間で圧倒的な成果を出す人もいました。私の会社で採用した中で「この人は圧倒的で、段違いに生産性が高いな」と思った人は東大生でした。やっぱりかと思いました。明らかに賢いんですよ。もう彼は、毎日友達と一緒にゲームして遊んでいて、何ならオンラインゲームで上位0.1%以上にいるような、それぐらい遊んでいるのに、なぜか大学のテストで満点を取るようなタイプです。
こういう人はもう、生まれ持った才能ですから、私たちのような凡人は真似できません。世の中には、人並み外れた秀才がいます。皆さんも出会ったことあるはずです。
インフルエンサーでも、この人は秀才だなと思う人が多いです。
彼らは記憶力が異常に良くて、何でも話を覚えていて、頭の回転もめちゃくちゃ早くて、早口でどんどん言葉が出てきます。
こういう人は短い時間で圧倒的な成果を出すことできるでしょう。しかし秀才でもない普通の人間が、短い時間で大きな成果を出せると思うのは勘違いです。
そもそも秀才タイプの人でも膨大な時間を投下していることも多いのに、なぜ普通の頭しか持っていない人が時間を投下しないんでしょうか。
「成果 = 生産性 × 投下時間」
この公式を思い出してください。
皆さん分かってますよね。自分が秀才なのかそうじゃないのか。
あなたが平均以上の結果を出して周りから信頼されるビジネスパーソンになりたければ、人よりも時間を投下してください。
長時間働くことは、凡人たちの、世の中の秀才たちに抗うための唯一の武器です。
私は経営者かつインフルエンサーなんで、勝手に一人で長時間働いてます。私は創業するときに決めました。自分は秀才じゃないから、他人が遊んでる時間勉強して仕事をするんだと。
このスピーチだってアドリブじゃ話せないから、時間をかけて原稿準備して、この場に臨んでいます。
私は役員なんでよかったです。
例えばですよ、もし国民全員の労働時間が厳しく制限されるような国だったら、恐ろしいです。
生まれ持った才能のみで勝負するしかなくなるからです。なんて恐ろしい世界でしょう。
時間でカバーできない。同じ時間で結果を出すしかない。なので、私は時間を投下できるというのは、むしろ誰もが結果を出すことができる楽な方法だと思ってます。
一応ね、誤解のないようにちゃんと補足させてください。
1つ目。社員や部下に長時間労働を強制させないでください。会社が従業員に対して、ある基準以上長時間働くことを強制するのは、違法行為です。私が創業した会社も、上場を目指しているということもあり、労働時間のルールはしっかり守っています。
2つ目。ただ時間をかければいいというわけじゃありません。生産性を上げることを考えながら、結果を出したいんだったら、しっかり時間を投下しようよ、と言いたいんです。
では、残酷な真実、2つ目です。
皆さんは、毎日憂鬱な気分で働くことになります。
「毎日毎日晴れやかな気持ちで働く」、幻想です。もし皆さんが朝起きて、よし仕事に行くぞという時に、一片の曇りもなく晴れやかな気持ちだとしたら、それは危険な状態です。
それは皆さんがコンフォートゾーンにいるということだからです。
よく心理学教育コーチングの分野で使われる概念として、コンフォートゾーン、ラーニングゾーン、パニックゾーンという考え方があります。
知っている方も多いでしょう。簡単に説明します。コンフォートゾーンというのは、自分が快適で安全だと感じる範囲のことです。一言で言えば、楽な仕事です。
このゾーンでは、リスクや挑戦が少なくて、人はあまり成長がなく、学びの機会も少ないです。例を言えば、同じルーティンの仕事、慣れ親しんだ友人との飲み会なんかが挙げられます。
次に、ラーニングゾーン。ラーニングゾーンはストレッチゾーンと呼ばれることもあります。すごく簡単に言えば、適度な緊張感を感じる一番いい状態です。少し不安を感じるんだけど、新しいことを学びながら、スキルを向上させて挑戦する場面、それがラーニングゾーンです。
例えば、新しいプロジェクトやタスクに取り組むこと、初対面の人がいる飲み会。こういったものが挙げられます。
最後に、パニックゾーン。これは自分が極度の不安や恐怖を感じる範囲です。例としては、過度な期待やプレッシャーのあるプロジェクトに関わること。これが一番イメージしやすいと思います。
言葉が全く通じない文化も。よくわからない異国の国での飲み会想像してください。パニックになりますよね。「えー、みんななんて言ってるの?」、これがパニックゾーンです。
私たちが大好きなのはもちろんコンフォートゾーンです。仲の良い面子と集まって遊ぶのは楽で、楽しい仕事においても、慣れた作業をパパッとやるだけでたくさんお金をもらえるなら楽チンでいいじゃないですか。
皆さんに残念なお知らせがあります。これからの時代、コンフォートゾーンで働き続けるビジネスパーソンは、一瞬で淘汰されます。一瞬です。
「コンフォートゾーンにいる→パーン」みたいな感じです。
同じことを繰り返すことでお金をもらえる時代は、平成で完全に終わりました。今は令和です。
世界的な競争が激化して、ソフトウェア・AIの自動化が驚くべきスピードで進んでいるからです。
私たちは、仕事のやり方を変えていかないといけません。人・モノ・金・情報に偏りがある時代においては、あまり変化する必要がありませんでした。例えば昔、田舎町にあった電気屋さん。近くに住んでる人が家電製品で困ったら、「電球が切れたんだ、なんとかしてくれ」と飛び込んできてくれて、売上を上げることができました。多少値段が高くても、電気屋さんがそこにしかないなら買ってました。
でも今はAmazonがあります。評価の高い電球をポチッと買うことができます。しかも当日・翌日に届きます。返品もできます。ソフトウェアによって自動化が進み、インターネットによって情報の流通度が高まり、スマートフォンによって誰もが手元に高性能のコンピュータを持つようになったことで、私たちの生活は便利になりましたけど、それは裏を返せば全てのビジネスが比較され、競争にさらされるようになったということです。
この20年で美味しくない居酒屋さんかなり減ったと思いませんか。食べログのようなグルメサイトで比較されるようになったからです。質が低いとすぐに淘汰されてしまいます。
誰もが簡単に起業したり発信できる、個の時代と言われるようになって久しいですけど、それは新しくビジネスのハードルが下がって、誰もが簡単に模倣可能になったということです。ハードルが下がったということは、誰でもできるということなんです。
何か新しいビジネスのやり方を思いつくと、一瞬で真似されます。自分の話で恐縮ですが、私はテックキャンプという、エンジニアを未経験から短期集中で養成するスクールを日本で初めて作って、ゼロからこの業界を作ったと自負しています。4400人以上のテックキャンプの卒業生が今、現役のエンジニアとして働いています。
このスクールを立ち上げる途中では散々パクられました。LPや文言を丸パクリされることも何度もありました。丸パクリは感情的にはもちろん不愉快でしたけど、私たちも、同業者はやってないですけど、他のビジネスを参考にしていることもあると思うので、それはもう切磋琢磨ということで恨みはないです。
何が言いたいかというと、表面上の見せ方だけでは差別化できず、特許があるとか、巨額な先行投資が必要とか、そういったビジネスじゃない限りは、表面上の見せ方なんてすぐに模倣されます。
本質的なサービスの質を高めないといけないんです。
話を戻します。2023年、コンフォートゾーンで働く人たちに確実にとどめを指す、ビッグトレンドがやってきました。AI革命。
史上最速でMAU(月間アクティブユーザー数)1億人を突破した、ChatGPTから始まったAI革命は、まだほんの入り口始まったばっかりです。
マイクロソフトを創業した世界一の金持ちの一人、ビルゲイツは、最新のエッセイの中で「自分が生きている間に、革命的だと感じた技術のデモはたった2回で、最初は、1980年にGUIを見たとき。そして2回目は、2022年の時点でOpenAIのAIを見たときだ」と語っています。
ちなみにGUIというのは誰もが直感的にパソコンを使える、今のスマートフォンのようなコンピューターのことです。それ以前のコンピューターとは、ひたすら黒い画面に文字を打ち込むことしかできませんでした。
このGUIの分野で世界一の会社になったのが、マイクロソフトです。GUIをさらに突き詰めて手元で使えるコンピュータにしたのが、スティーブジョブズ率いるAppleです。
そのくらいの革命的な技術が生まれたということです。
私ももう、ChatGPTなしでの仕事はもはや考えられなくなっています。
ChatGPTなど、AIのすごいところは、曖昧な人間の自然言語で、人間が面倒くさいことを全部自動でやってくれることです。
彼らは疲れないし、速いです。これからますますAIは賢くなって、人間がやっていた仕事を奪っていくでしょう。
今、隣町に行く時に、馬車に乗っていく人、いないですよね。「ちょっと隣町行ってくるわー」って言って、馬車に乗ってる人、見たことあります? え、なんで電車に乗らないの、タクシー乗らないの、って言われますよね。
それと同じように、これまで人間がやるのが当たり前だった仕事が、「なんでやってんの、AIにやらした方が良くない?」って思われるように、これからなっていくんです。
コンフォートゾーンにいるということは、慣れた繰り返し作業をしているということです。そういった仕事は真っ先に淘汰されるでしょう。これからの時代においての生存戦略は、変化し続けることです。変化するとは、コンフォートゾーンから常に出続けることです。いつまでも同じ作業をやってはいけない。あ、もうこの仕事慣れたな、と思ったら、すぐに慣れてない仕事に挑戦しないといけない。いつもラーニングゾーン・ストレッチゾーンで働かないといけないんです。あっという間に市場価値がなくなってしまいます。
新しいことをやるというのは、口で言うとワクワクする感じがして楽しそうなんだけど、実際にやるというのは大変ですよ。慣れてない仕事を始めること。不安がいっぱいで、憂鬱です。ずっと憂鬱な気持ちを抱えて働かないといけないんです。また新しいことを覚えなきゃいけない毎日。この連続です。
そんな憂鬱な気持ちで生きていくことしかできないこの世の中で、皆さんにお伝えしたいこと。コンフォートゾーンは拡張可能です。私は22歳で起業して、当然ですが、ずっと新規事業の連続だし、組織が巨大化するのも経験しました。ご飯が喉を通らないようなピンチも何度もありました。だけど、挑戦と失敗を何度も何度も続けているうちに、ちょっとやそっとじゃ動じなくなりました。
例えば会社のキーマンがいきなり辞めると言い出したとか、あるあるなんですけど、最初そういうことがあった時は、「この人いなくなってどうやって会社回すんだよ」ってものすごくショックでした。だけど、何でもそんな体験をするともう今はね、なんとかなるってことを知っています。
ショックなんですけど、「あ、またか。よし、じゃあ円満に退社できるようにして引き継げるように自分が頑張ろう」って思うだけです。以前は怖くて仕方なかったものが、経験を通じてコンフォートゾーンが拡張されて、少しだけ怖くなくなっていきます。
これはサウナの水風呂に似ています。皆さん水風呂入れますか。結構入れない人多いんですよ。足を入れた瞬間に冷たい「こんなの入れるわけないじゃん」、みんな言うんです。私もそうでした。水風呂入ってるおっちゃんたち、全員頭おかしいと心の底から思っていました。ですが私の今の最高の趣味は真冬の4度の川に飛び込むことです。テントサウナであっちあっちにして、川にダイブ。最高なんです。周りからは、頭をおかしいと言われます。周りから見たらそれはラーニングゾーンどころかデンジャーゾーンだからです。正直言えば、私もデンジャーだと思ってます。まあいいんです。コンフォートゾンってことにしましょう。コンフォートゾーンが拡張されて真冬の川にも飛び込めるようになったんです。真似はしないでください。
あなたにも、厳しい環境に適応する力があります。新しい挑戦を続けることで、やったことないことをやり続けることで、コンフォートゾーンを拡張させてください。あなた、気づいたらいつの日か、真冬の川に飛び込んで、平気な顔しているはずです。
3つ目の残酷な真実。
上手に媚を売れる人間が評価される。皆さんは媚び売る人間についてどう思いますか。例えば、自分を評価する上司にだけはヘコヘコして、それ以外の人には横柄な態度を取る人。すごい嫌ですね。自分の利益しか考えていないテイカーに見えてしまう。自分の利益のために、簡単に人を裏切ったり利用する、ずるい人だという印象を持つでしょう。だけどそれは、媚びを売るのが単純に下手な人で、そういう人が嫌われてるだけなんです。媚びを売るプロは、周りの人に媚を売っていることを一切悟らせません。
私は10年の企業生活で、恐ろしいほど他人から気に入られることに長けた人を見てきました。特にBtoBの営業の分野で成り上がった人。媚び力が異常に高いです。彼らは理解しています。人間は感情で意思決定しているということに。数億円、数十億円の大きな契約が、単に目の前の人が好きか嫌いかで決まってしまうんです。
上司の部下に対する評価も同じです。その部下を気に入っていれば熱心に指導するでしょうし、評価も少し甘くなります。どんなに理屈でシビアにジャッジしようとしても、最後は絶対に人間の感情が入ります。普通は部下にも話さないような情報も、ポロッと話してしまうでしょう。
私は、組織運営においてはピラミッド組織の原理原則を守ることを大事にしている派なので、基本直属の部下以外とは話さないようにしていました。社員とお友達にならないと決めてました。
だけど、会社の活動で昔からバスケ部をやっていて、そのバスケ部だけは私の中で例外で、バスケ終わりにみんなでご飯行ったり、飲みに行ったりして、仲良くしていました。すごい仲の良いメンバーでした。バスケ終わりにビールを飲んで開放的になっている時には、ついつい「これから会社こういう風にしていこうと思ってるんだよね」と、まだ社員に話してないことをポロっと話してしまったり、一人の相談に乗ったり、実質直接フィードバックをしているような状態になっていました。バスケ部に入ってるある社員が、「こういう仕事をやってみたいんですよね」って話をしているのを聞いて、私は次の日、役員に「バスケ部にいるこういう社員の彼が、こんなこと言ってたんだけど、移動とかあり得るかな」って聞いてみたことがあります。たまたま私とバスケをやっている人たちは、特に狙ってはなかったと思うんですけど、単純に得をしていたと思います。
ここまでの話で私が言いたかったのは、人に気に入られる努力を惜しんではいけないということです。人に気に入られるにはどうしたらいいのか。よく言われるのは、じっくり話を聞くなんてことですけども、そんなことは、ちょっとコミュニケーション学んだ人なら誰でもできますし、どの本にも書いてます。ひとつだけ、めちゃくちゃ効果のある具体的な行動を上げるなら、相手の関心を体験することです。具体的には、「この映画面白かったよ」「このラーメン美味しかったよ」「サウナ気持ちいいよ」と言ってる人がいたら、自分も同じようにすぐに体験してみることです。
みんな口では「面白そうですね」「興味あります」って調子の言うことを言うんですけど、実際にやる人は10人に1人もいないんです。だから疲れます。上手に媚を売れる人間になってください。
残酷な真実、4つ目。上の人と感情的に対立したら、キャリアが積む。先ほど「人間は感情で意思決定している」という話をしました。だから絶対にやってはいけないことがあります。会社の上司や、それ以上の上の上層部と、バチバチに対立すること、絶対ダメです。対立してはいけません。半沢直樹のような大企業のドラマでは、上司とバチバチに対立して、実力と結果で出世していくような描写があります。あれは痛快で面白いんですけど、あくまでエンターテインメント・フィクションです。現実でやってはいけません。気に食わない上司いるでしょう。どうしても納得できないこともあるでしょう。時には間違っているのはあなただと声を荒げたくなることあるでしょう。絶対ダメです。感情的に対立して、あなたが得することは何一つありません。一度でも感情的に対立すると、仲直りしたとしても相手はそのことをいつまで覚えてます。この人はいつかまた刀を抜くかもしれないと、一生消えない傷跡になるでしょう。
会社で働いていると、理不尽なことで言い返したくなる時もあるでしょうけど、とにかく相手を感情的にさせない、丁寧な伝え方をしてください。この上司はどうしてもダメだと思ったら、相手を否定せずに、さらっと部署移動するか転職するのが正解です。
やばい上司を放置してる会社っていうのは、結局上層部に問題があるので、部署移動しても同じ問題を受ける可能性が高いです。だから転職するしかないのかもしれません。とにかくですね、感情的な対立はいかなる時もダメです。プライベートもダメです。落ち着きましょう。
ちなみにこれは上司から部下に対しても同じです。部下がどんなにひどい失敗をしたとしても、怒鳴って説教してはいけません。大人は感情的になってはいけません。
残酷な真実、5つ目。人と群れていると、落ちこぼれます。あなたが秀でた人材を目指すんであれば、同期・同僚・昔からの友人と、毎週のように集まって飲み会、やめてください。
人よりも秀でた結果を出せるということは、他の人と違う発想するということですよね。人間というのは、他人と群れれば群れるほど、他人と同じ考え方に染まっていくんです。群れるほど、人と差がない・面白くない人間になっていくということです。もちろん誰と群れるかによりますが、例えばいつも居酒屋で同じメンバーで仕事の愚痴を言ってる人。世の中の不平不満を言って、他人から共感をもらって満足している人。そんな人が、人と違う発想を出して、秀でた結果を出すこと、あるでしょうか。そんな人、私見たことがありません。
ぶれてる人達っていうのは結局、暇なんです。人間、暇だとどうなるか。寂しくなるんです。誰かと話したくなるんです。自分を認める人を求めるんです。自分の存在を肯定するために、愚痴を言うんです。
常に結果にこだわって、本気で自分の目標に向かっている人は、他人と群れてバカ騒ぎしてる暇なんてありません。
人と会うのがダメとか、友人を粗末に扱え、と言いたいわけじゃありません。人間関係はもちろん大切にしましょう。特に伝え方、先ほども言いましたけども、大事にしてください。
だけど人間関係を大切にすることと、他人に媚びることは、全く違います。本気で仕事で結果を出してやろうと思えば、時には他人と距離を置かないといけません。時間は有限ですから、慣れ合うことに時間を使ってはいけません。自分の人生を生きましょう。
孤独を恐れず、信じる道を突き進めば、気づけば横に自分が信じることができる本当の仲間がいるでしょう。バカ話で消耗する友達を作らず、心から信頼し合える仲間を作りましょう。
残酷な真実6つ目。納得できないこともやらなきゃいけません。あなたが会社で働くなら、何千年も続いているピラミッド組織について正しく理解しないといけません。世の中の会社はほぼ100%と言ってもいいほど、ピラミッド組織だからです。
ティール組織とか他の組織形態が注目されたこともありますけど、結局どこもピラミッド組織です。それが現実です。ピラミッド組織の原則は、上司が成果を出すために考え抜いて意思決定をして、部下がその意思決定に基づいて実際に稼働することです。
一生懸命仕事をしている部下であればあるほど、自分の頭で考えてるんで、上司が変な指示をすると「なんでこんなことやらなきゃいけないんだ」「もっとこうした方がいいだろう」と言いたくなると思います。だけどね、はっきり言います。部下の立場にいる人が仕事に納得を求めてはいけません。
上司が部下に対して「なぜそれをやるのか」と、理解しやすいように丁寧に伝える努力は当然すべきだし、部下の感情を無視してロボットのように扱えと言ってるわけじゃありません。単純に部下が納得を求めると、その部下にも会社にも上司にも良くないことしかないんです。
まず部下の立場の人は意思決定の権限がないので、責任取れません。上司の役割は、意思決定して、その意思決定に責任を取ることです。部下の役割は、上司の決めた意思決定を遂行することにあります。部下の立場の人は通常、上司の下に複数にいますから、その一人一人が「私は納得できないから、こういうやり方でやらせていただきます」で自分勝手にみんな行動したら、収拾がつかなくなります。上司は、部下は好き勝手やってしまうと、自分の意思決定が正しかったのかわからずに終わります。
仮に上司や経営陣が間違って意思決定をしていたとしても、それを速やかに実行することで、速やかに失敗して、その意思決定が間違っていたんだと上司や経営陣が学ぶことで、結果的に組織としては成長していくんです。
部下一人一人が仕事に納得を求め始めると、会社全体として学ぶ機会がなくなっていきます。そもそも先ほども言いましたけど、部下の考える「もっとこうした方がいいんじゃないか」という意思決定は、ほとんどの場合、間違ってます。
私も10年の会社経営の中で何度かね、直談判されたことありますけど、残念ながらどれも的外れな提案でした。情報を持っていないし、知識経験が足りないんで、仕方がないんです。
あなたが会社で働くなら、ボスが決めたことは間違っていると思っても、時にはグッとこらえて従わないといけません。「こういう考え方もあると思うんですがどうでしょうか」ぐらいはいいんですけど、納得するまで聞くのはダメです。意思決定は上司の仕事です。
もちろん違法な行為を求められるとかね、それは従わなくていいですよ。セクハラ・パワハラとかも論外です。
会社における最悪の上司というのは、自分の意思決定に責任を取らない上司です。
もしくは、いつまでも「よし、リスクはあるけど、これで行こう」と決めない上司。決断できない上司。部下は上司を選ぶことができません。上司ガチャです。仕事において上司の存在っていうのは、最も職場の幸福度に影響すると言われます。「これはもうどうしようもない」と思ったら早く逃げてください。
では、残酷な真実、7つ目です。スキルで一番を目指してはいけません。特に若い頃は、自分のついた仕事のスキルを磨こうとします。
私だったら、20代前半はひたすらプログラミングやってました。1日16時間、毎日毎日毎日、コードを書き続けました。ちょっとずつ実力がついていきました。自分でWebサービスを作れるようになりました。「あーだいぶできるようになったな、大抵のwebサービスは作れるようになったな」って思ってエンジニアの集まりに行くと、いかに自分がまだまだ実力がないかっていうことを思い知りました。知識量・経験、先輩たちとは全く違いました。「うわーこれは勝てないわ」と何度も思いました。
でも私は、会社のお金がなくなって、なんとかお金を稼がなきゃいけなくなりました。プログラミングで受託開発を始めたんです。その時は必死でした。最初は安い仕事から始めて、徐々に単価を上げていきました。もう会社の生き残りをかけた戦いだったので、必死で営業して、もう人と目が合ったら「私はエンジニアです、プログラミングできます、仕事ください」と言い続けました。そしたら、気づいたら自分一人で月数百万はコンスタントに稼げるようになっていました。あれ、って思いました。
私がエンジニアのミートアップで見た人たち。彼らは自分よりも何倍もスキルは高くて、年収も高いはずだけど、月数百万を稼いでないよな、と。あれ、自分未熟なのに、なんで稼げてるんだろう、おかしいな、と。そうなんです。実は、私に仕事を発注してくれた方々が私を評価してくれたポイントは、ただのスキルじゃなくてゼロからサービスを作り上げた経験、マーケットへの知見・提案力。そういった、プログラミングスキル以外のものを評価してもらったんです。私は、ひたすらプログラミングスキルを磨けば磨くほど自分の年収が上がっていくと思ってましただけど、真実は違いました。
市場価値というのは掛け算で決まるんです。たった一つのスキルで上に登り詰めようとするのは、もう秀才エリートの戦いです。何か一つのスキルを磨き上げて人生をより良くしていこうと思うんだったら、その発想はもう捨ててください。それよりも、もっとやるべきことがあります。いい人になってください。皆さんは、毎日会う人にちゃんと笑顔で挨拶をしていますか。心からの感謝を伝えられていますか。みんなでファミレスに行った時に、「何にしようか」「何でもいいよ」じゃなくて、「確かこのハンバーグ好きだったよね」「これ頼もうよ」「そういえば、糖質制限してたよね、じゃあこういうメニュー頼もうよ」。自ら提案できているでしょうか。
「何でもいい」じゃなくて「自分から提案していく」。そんなことができる、いい人になっているでしょうか。スキルを磨くことよりも、そういった基本的な自分の人格を磨いていく方が、市場価値を高めることができるんです。
真実、8つ目。年収の半分は業界と会社で決まります。年収は、その人の市場価値を測る、分かりやすい指標ですよね。年収が高い人は、お金を稼ぐ力があって、実力があると考えがちですが、残念ながら年収というのは、その人のお金を稼ぐ実力ではありません。
私はいわゆる大企業の年収が高い幹部を採用したこと何度もあります。うまくマッチすることもありましたが、ミスマッチが起きて年収に対してあまりにも実力が足りないと感じることも多々ありました。これは採用した私に100%責任があるんですけど、年収が高いからといって、必ずしもどこでも通用する実力があるわけじゃないということも学びました。
ざっくりしたイメージとして、年収の半分は業界と会社で決まります。例えば日本の有名な超大手企業に就職したら、30歳までに年収1,000万円以上もらえることもあるでしょう。だけど、そういった高い年収の人たちが、例えば起業してうまくいくかといえば、決してそんなことありません。大企業をやめて起業失敗した人、私はたくさん知ってます。彼らはプライドがズタズタになっていました。大手からスタートアップに転職して、ゼロから事業を作ることになっても、年収1000万を超えるようなバリューを出せるかというと、非常に怪しいです。
中にはもちろん出せる優秀な人いますけど、そうじゃない人もたくさんいます。なぜなら、先ほども言ったように、その人の年収1000万円のうちの半分の500万円は、その会社に所属していることで得られている年収だからです。いわばその業界・その会社限定の実力です。その会社に入社できたということが本当に素晴らしいことで、実力の要素は半分です。これはね、実力がない人間が高い年収をもらって働いているということを揶揄したいわけじゃありませんよ。
言いたいことは、サラリーマンとして年収を上げたいんであれば、どの業界のどの会社で働くかがめっちゃくちゃ重要だということです。
簡単に言えば、従業員1人当たりの利益額が高い業界や会社を選べば選ぶほど年収は上がりやすくなります。ただ、当たり前ですが、年収が高い会社、入社したい人も多いんで、倍率が高くなります。倍率が高いところに入るのは、エリートの戦いです。高学歴の人は1人当たりの利益額が高い会社に入りやすくなるでしょう。だから学歴は大事だし、学歴で年収は決まるんです。
じゃあ、エリートじゃない人たちが良い会社に入って年収を上げるには、一体どうしたらいいのか。ひとつあげるなら、これから伸びる会社に入ってください。これから伸びる会社とは、まだあまり知られていなくて、テクノロジー分野で力を入れている会社が良いです。これからの時代の主役は、テクノロジーです。そこで時間を投下して、誰よりも働いてください。
残酷な真実、9個目。本当にやりたい仕事は一生わからない。私は「インサイドストーリーズ」という有料マガジンをやっていて、購読者からよく質問をいただきます。その中で、特に若い人からもらう質問で多いのが、「自分がやりたい仕事がよくわからない」という質問です。皆さんは「人生でやりたい仕事、なんですか」と聞かれたら、なんと答えますか。え、何だろう、何がやりたいんだろう、って戸惑んじゃないでしょうか。
自己実現の時代と言われてます。時代の動きは早く、企業の寿命はどんどん短くなっている世の中で、生涯雇用はもはや幻想で、転職するのは当たり前になりつつあります。便利なツールが増えて、あらゆることの障壁は下がり、ユーチューバー・フリーランスのような、会社に依存しない個人で生きていく生き方ができるようになりました。
クレヨンで「塗り絵をしろ」と言われたら楽しくできるけど、白紙を渡されて「自由に絵を描いて」と言われたら困ってしまうように、自由に何でもやってもいいよというのは残酷です。でも私たちは、子供の頃の義務教育から始まり、大学受験まで、人生の大半をほとんど誰かの敷いたレールの上を走ってきました。社会に出た瞬間、「自由に生きていいよ」と言われても、困ってしまいます。私もかつてはその一人でした。
18歳で福岡から東京に来て、漠然と「大きなことしたいな」と思っていたけど、具体的に何をしたらいいのか、自分の人生で何をやりたいのか、全く分かりませんでした。会社で働く人で、「やりたいことが今はよくわからないから、とりあえず今の会社に入った」という人、とても多いです。「とりあえずの時間稼ぎでこの会社に来ました」、そういう人は、ちょっとした理由で会社を決めてるんです。
「大学時代に留学をしたことがあるから、海外で仕事ができる可能性がある会社に行こう」と。実際はそんな気持ちで会社に入っても、海外で働く機会なんてそうありません。みんな軽い気持ちで就職をして、働き始めて、忙しい中で、ある日ふと思うんです。「あれ、本当に自分の人生でやりたい仕事って何だろう、この仕事じゃない気がする」。でも、考えるのを止めるんです。いつかわかるだろう、いつか雷に打たれるように、「あ、これが自分の人生でやりたいことなんだ」ひらめく時を待ってるんです。
そんな日は一生来ません。20代後半になっても、30代になっても、40代になっても、50代になっても、本当に自分がやりたいことなんてわからないままです。
でも例外がいて、私のような起業家気質の、わがまま人間です。一度頭にひらめいたアイデアを形にして世の中に問わないと気が済まない。何かを創造することの人生の優先順位が異常に高い人がいます。そういう人はね、もうほっといてもいろんなアイデアを形にしようとします。
私はどうしてもサウナのお店をやりたくて、オリラジの藤森慎吾さんと、BAR SAUNAという完全会員制の店を代官山に作りました。今もやりたいビジネスがたくさんあって、「あーもう手が足りない、どうしよう」という感じです。
こういうね、1%ぐらいいる外れ値的な人いますけど、全くね、参考にしてはいけません。これ真似しちゃダメです。
私は皆さんに、本当にやりたい仕事は何なのか、具体的な答えを渡すことはできないんですけど、夢中になれるやりがいのある仕事の正体を知っています。聞きたいですか。それは、結果の出る仕事です。99%の人にとって、やりがいと仕事内容関係ありません。転職、ありません。自分の頑張りによって、結果を出すことができたと感じられる仕事をしてください。それだけ考えればいいです。
仕事はゲームだと思ってください。ゲームで最初に出てきた敵がラスボス級の強さで瞬殺されたら、「なんだこのクソゲーは」と、コントローラー投げますよね。でも、苦戦しながらちょっとずつ敵を倒して、少しずつ良くなって、強い武器や技を手に入れていくプロセスは、本当に楽しいですよね。自分の実力に合った難易度をずっと続けていけば、仕事は楽しくなっていくんです。そして、そのゲームをもう遊びきったと思ったら、また別のゲームをプレイすればいいんです。
ゲームを楽しむコツ。例えばみんなでNintendo Switchでマリオカートをやるとしたら、自分がレースゲーム苦手で全然勝てなかったら、楽しめないですよね。そう、結果が出ないものは、つまらないんです。
私はプログラミング教育の授業やってました。プログラミングでうまくいかないと、みんなこう言います。「私向いてない」「プログラミング向いてないんです」「こういうの苦手なんです」。でも、そういう人たちが粘り強く勉強して、わかるようになってくると、みんな「プログラミングが好きになってました」「プログラミング向いてない」と言っていたのに、しかも「教養のつもりで学びに来た」と言ってたのに、「私エンジニアになります」と言った人も何人も見ました。
結果が出れば楽しくなるんです。それが転職なんです。勝つには得意なことをやらないといけないですよね。得意な事って何なのか。ヒントは、あなたが夢中になって続けられることの中にあります。
例えば私は、小学生の頃から文章を書くのは苦にならなかったので、しっかり文章を書いて、原稿を作ってこうやっているように、人前で話すというユーチューバーを始めて、今やたくさんの方に見てもらえるようになりました。文章を書くというのが向いてたんです。
あなたがこれまでの人生で没頭できた作業を思い出してください。それがあなたが結果を出しやすいやりがいを感じられる仕事を見つける大きなヒントになるはずです。
では最後の話です。残酷な真実その10。あなたの努力はバカにされ続ける。
私は10代の頃からリーダーをやっていました。特に学校行事では必ずと言ってもいいほど、自分が仕切ってリーダーをやってました。文化祭のクラス委員長として、企画を考えて、クラスメイトを動かしましたし、運動会の応援団長もやりました。でしゃばりだったし、今よりもさらに未熟な人間。10代とか何が何だか分かってませんから、たくさんの人に迷惑をかけてしまいました。
だけどこれだけは胸を張って言えます。一生懸命やりました。人生1回。このクラスで過ごすのももう二度とないんだから、素晴らしいものを作り上げたかったので、誰よりも遅くまで残って、土日も時間を使って準備をしていました。自分なりに誰よりも時間を投下して頑張っていると、ありがたいことに力を貸してくれる仲間がいました。そのことが本当にありがたかった。でも助けてくれる仲間がいる一方で、「何でそんなに頑張るんだ、意味ないじゃん」と言ってくる人もいました。
確かに学校行事を頑張りたい自分のエゴだったのかもしれません。特に中学校の時は、私ががむしゃらに合唱コンクールの準備と練習を仕切って頑張ったことで、ヤンキーに嫌われてクラスで孤立しました。今でも覚えてます。ある私のことをいつも悪く言っていたクラスメイトに、「お前優等生ぶって、内申点欲しいだけだろ。マジうぜえ」、すごく嫌な顔で言われました。私はその友達がいなくなるの待って、涙を流しました。ショックでした。そんなつもりはないのに、みんなで結果を出したいのに、なんでそんなこと言わなきゃいけないんだ。学校に行くのが辛くなりました。でも私は運良くクラスで最優秀賞を取ることができて、クラスのみんなが笑顔になっているのを見ました。私のことをバカにする人もいなくなりました。いつか結果を出せば、全ては変わる。それまでは、どんなに孤独でも、リーダーは粘り抜かないといけない、ということを学びました。
私は22歳で起業して、がむしゃらに時間を投下してきましたし、普段会う人も、起業家の人や、スタートアップ界隈や、投資家の人が多かったです。彼らは皆ハードワークで、仕事に一生懸命でした。人生をかけて働いていました。それが当たり前だと思っていました。
しかしYouTubeを始めて、普段会わない方々のコメントや人生相談を聞くようになって、気づいたんです。世の中には、大人になっても、自分は何もしていないのに人の足を引っ張る人がたくさんいる、と。
私は昔を思い出しました。自分はルールも破らず、真剣に頑張ろうとしているだけなのに、頑張ってるだけで否定されて、馬鹿にされて、毎日孤独を感じていたあの日々を。
あんな辛い気持ちをしている人が大人になってもたくさんいるんだと、私は2020年、「これから会社を伸ばすぞ」と一番投資をした時にコロナが来て、事業縮小を余儀なくされました。採用したばかりの人を中心に、数百名を希望退職だったり人員整理することになりました。そのことでいろんな人から非難されて悪口を言われ続けました。
LINEのオープンチャットで、何百人の人が毎日私の悪口を言ってました。そんな声が、私の仲間にも届き、泣いてる人が何人もいました。それを見るのは本当につらかったです。私のせいで迷惑を受けた方に謝るならわかります。でも、なんで何も迷惑をかけていない人にこんなに言われなきゃいけないんだろうと思いました。本当に食事が喉を通りませんでした。生きた心地がしませんでした。
でも私は自分のことだけは信じることにしました。真剣にやってきたからです。お客さんには最高の満足度を。仲間が働きやすい会社を作って、会社を成長させるために、リスクを取って挑戦しました。そして失敗しました、失敗したことは、私の責任です。それは謝罪するけど、全く関係ない人に、ああだこいだ言われるのは、なんでだろうと思いました。
自分が真剣にやってきたことだけは本当だから、最後までやり抜いて、会社は何とか復調して、これからさらに成長できると確信できたので、仲間に引き継ぐことにしました。
私は真剣に頑張ってる人に言いたい。負けるな。足を引っ張る人なんかに、絶対負けるな。真剣さを失うな。卑屈になるな。ひたすら前だけを見て突き進め。全員に認められなくてもいい。あなたの真剣さをちゃんと見てる人がいる。言い訳せず真剣にやってる人が、一番かっこいいに決まってる。誰が何と言おうと、いつか必ず、あなたの頑張りが報われる日が来る。その日まで、絶対に、打席から降りてはいけない。
私が経営だけじゃなくて、発信活動を続けたいと思っているのは、一人でも多くの真剣に頑張ってる人に勇気を届けたいからです。あなたの真剣な努力は、必ず誰かにバカにされます。何も迷惑をかけていない人に。
でも、負けないでください。私も真剣に努力をします。一緒に頑張りましょう。最高の人生にするために。
最後までご清聴ありがとうございました

僕は自分の真実を隠さず言う。

だから世の中に変人って言われる。

この動画でマコなり社長が言いたいことはとてもよくわかる。共感できることがいっぱいある。

この動画から僕がひとつ学んだことは、「やり方はいっぱいある」だ。やっぱり僕は僕以外の生き方をしたことがないから、知らないことがたくさんある。

たとえば僕は、自分のやりたいことと、やりたくないことがハッキリしている。でも皆がそうじゃないのだということを前提にすれば、様々な道筋を学んで、提示できるオプションの幅を広げていく必要があるんだね。

そういうことを、キューブカフェみたいな場所にいるとたくさん学べる。地域のいろんな人と交流できるから。だからこそ最近では、この頭の固い僕が、いろんな人のいろんな状況をもっと深く知っていこうという好奇心で動いてる。でもそれは間違いなく、個々が幸せに生きるっていうことに対するモチベーションが源泉になっている。

対企業も変わらない。

僕の会社ではいま、様々な状況におかれた案件がある。

最近よく言われるのは、

「他の会社じゃ駄目なんだ」

です。

その理由は明白で、僕の会社に突出した技術があるからではないのです。もちろん、個人にも法人にも信頼される盤石な技術もありますし、最新技術にも追いついています。

でもその当たり前の技術力の上で、顧客がいちばん評価してくれるのは、とことん相手の立場を思い、お付き合いすることです。

途中で諦めません。食らいつきます。

うちよりも粘り強い企業があったら、モチベーションが上がります。尊敬します。そしてそれをさらに越えたいと思います。

企業も人も、結局は目の前にいる「人」に対して何ができるのかを考え抜き、考えるだけじゃなくて、失敗を恐れずに挑戦することだって思ってます。

こうしたことをうまく表現してくれる、この動画のようなメッセージを見ると、自分の表現力もまだまだ未熟だなと思うと同時に、活力がもらえます。


しかしあえて言います。

僕はこの動画が好きではありません。

この動画のような主張をする経営者や、動画に共感するばかりで終わるような彼らは、どっぷりと資本主義経済の奴隷になっているからです。

僕はそこから自由になって、人生を取り戻す人が増えることを願っているから。

資本主義を否定しているのではありません。

「なぜ、自分を曲げてまで、「効率」や「スキル」や「納得」を求めるのか?」といったような疑問がほとんど誰の口からも出てこないことに、この世界の凄まじき病理を感じるからです。

結局ほしいのは、ホントに金だけなんですかい?

安定、そんなに大事ですか?

コンフォートゾーンを否定しながら、コンフォートゾーンにいることを肯定している矛盾を感じませんかね?

僕はこういう浅い動画に心を打たれてしまう人がたくさんいることは知ってます。

これが深いって思ってんでしょ。

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