【社会見学ツアー by キューブカフェ荒川】実現について

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村上龍著「13歳のハローワーク」は2003年に出版された、でっかい図鑑のような職業辞典だ。子どもたちが職業を識るきっかけになる良書だと思う。しかし一方でこの本は、各職業の社会的つながりを把握するためには興味のない職業の項目も読み込んでいく必要があると感じていた。

個人の役割「職業」から追っていく視点の本書のほかにも、世の中の需要「職種」から追っていく視点のなにかが必要だ。それをいまキューブカフェで実現しようとしているのが、全年齢を対象にした「社会見学ツアー」。

先日、子どもたちにデータセンターやラボを見せたいとFacebookに書いた。

昨日の打ち合わせ相手は、関連会社も含めると全国100拠点以上で活動している産業用ガス専門の技術集団・商社だ。わたしが経営する合同会社Q3は、この会社のIT革新で協力させていただいているのだが、昨日の打ち合わせのついでに、荒川での活動を紹介させていただいて、社会見学ツアーについても説明する機会を得た。

これは先方にとってもCSRの一環となるし、今後の日本の産業を支える技術者の養成・育成において重要な活動であることをご理解いただき、さっそく先方が運用している設備のうち、千葉県と新潟県にあるガス生産プラントならばいつでも見学OKという快諾をいただいた。

新潟のプラントは、わたしが生まれる前から稼動している「THE・昭和」ゴリゴリなプラントらしい。千葉のプラントは液体窒素を生産している。

液体窒素は産業・医療あらゆるところで利用されており、「バナナで釘が打てる」の実演もできるとご提案いただいた。また「液体酸素で、空が青いことがわかる」というお話もしていただいた。これにはわたしもビックリ。圧縮された酸素で、レイリー散乱を目視できるのだそうだ。IT業界でも見せたい現場がたくさんあるけれど、意外にも産業ガス分野で先にそれが実現しそうだ。

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