子どもたちとのセッションを経て

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ハッピーテラス尾久教室で「プログラミング体験」の名のもとに「ITクラス」の初回が2021年9月28日(火)に開催されました。講師陣として縄田くん、まみさん、僕。30分+休憩10分+30分の合計1時間のクラス。

正直な感想はFacebookへの投稿のコピペ。

現場の先生方が作ってくださったこの予定表。参加してくれた子どもたちか「マイクラやらないのー?」と言ってた原因はこれでした★

【昨日の感想】小学生10人の前で1時間飽きさせないのは難しいなあ

【今日改めて振り返った感想】数人が飽きてたみたいだけど、概ねみんなきちんと話を聞いてくれてました。結構いけるやん。

事前に「自閉症や適応障害などの障害のある子がいますから、おとなしく話を聞けなかったり集中できない場合もあります」と言われていましたが、いったいどの子が障害持ってるのかわからないほどみんな普通の子どもたちでした。

小学生が1時間も座って黙って話聞くなんて無理なのは当たり前のことだよなあ。

子どもたちからのいろんな反応がとても新鮮で楽しかったです。

「もしかして今日、話だけ?」
「ごめんね、みんなと会うの初めてだから最初はお話しようと思ってきたんだよー」

「マイクラやろうよマイクラ!」
「マイクラ持ってるんでしょ? ここではみんなと他の話をしまーす」

「(Raspberry Piを指して)それはパソコンじゃないでしょ。パソコンの定義がしっかりしてなかったら話できないじゃん」
この意見には僕も一瞬たじろいだ。尖ってる。
「パソコンは、パーソナルコンピュータの略です。パーソナルというのは個人のという意味なので、パソコンは『個人用のコンピュータ』ってことになりますね。ではコンピュータってなんだろう?」
(子ども達の意見)
「みんなが思ってるコンピュータがどんなものかわかりました。コンピュータという言葉を日本語に訳すと、電子計算機です。僕の定義では、コンピュータっていうのは計算ができる機械です。この箱に何か情報を入れると、何か計算をしてくれて答えを出してくれます。何か情報を入れるとゴニョゴニョ計算してくれて、何か違うものが出てくる。これがコンピュータだと思ってます」

携帯電話のアンテナがそこらじゅうに立ってる話、テレビのリモコンやエアコンや冷蔵庫のような身近なものの中にもコンピュータが入ってる話。

ハンズオンがなかったことを反省としたけど、よくよく考えてみたら初回としてはまあ成功だったんじゃないかなと思います。コミュニケーション楽しい。

尖った意見ばかり出しまくる子の友人が隣で「バカやめろってそんな質問!」と諌めてたけど、僕の授業ではむしろそのような質問や意見を大事にしたいのです。周りに合わせて行動できることはいろんなところで教えてるけど、合わせられない子がはみ出した結果、放課後デイサービスに拠り所を求めている現実もあると思いました。

僕は個性を伸ばすことが当たり前のアメリカの公立高校にも通っていたので、僕なりにやってみようと思うのでした。尖った意見をめんどくさいとかみんなと同じようにしろというのは簡単ですが、子どもたちの持つ個性の芽を摘んでしまいたくない。

適応障害も自閉症もいなかった。

みんな健康な子どもたち。

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