本日、退院後初の診察日でした。
聴力検査の結果、退院時よりも悪くなっているという悪いニュース。
入院中は確実に聴力回復の兆しがあったのですが。
まあ、実際に聴こえるようになっているわけではないので、それほどショックもありませんでした。やはりそうだろうな、という程度です。
このように聴力が不安定であるということは、いくつかの別の可能性も考えてみる必要があると医者に言われました。入院前のレントゲンでは悪い腫瘍は見受けられないとのことでしたが(腫瘍があると頭蓋骨に割れ目ができるのでレントゲンでわかるそうです)、聴覚神経上に小さな腫瘍(大抵の場合、良性)ができていないかどうかも確認したいということで、MRIの予約をしました。予約は結構埋まっているようで、MRIを受けるのは来月初旬になります。
それから、「蝸牛にリンパ液がたまりすぎる病気の可能性もあるのでそのお薬も出します。これで効果があるかどうかを来週の診察で判断しましょう」とのことでした。Webで色々調べていたので、ああメニエール病を疑っているのだなとすぐに分かりました。
ちなみに、メニエール症候群とメニエール病というものがあるのですが、両者は別のものです。メニエール病は、蝸牛など内耳器官の中にあるリンパ液がなんらかの原因で過剰になると、リンパ水腫をつくり、これが神経を圧迫して、めまい、耳鳴り、難聴などの障害を起こす病気のことで、原因は突発性難聴と同様、不明です。
対してメニエール症候群とは、メニエール病と同様、めまいや難聴が主な症状ですが、原因は内耳ではないもののことを言います。これも大抵の場合、原因不明です。
さて、突発性難聴を患ってから、いくつもの耳鼻科関連Webサイトをサーフィンしていた僕が、メニエールというと頭に浮かぶのが、「イソバイド」という薬です。その手では超有名なお薬だそうなんです。何が有名かというと、その「不味さ」です。
mixiにも「打倒!イソバイド!」なんて400人規模のコミュニティがあるほどなのです。
「打倒!イソバイド!」からの引用:
「まったり甘く、過激に苦い。微妙にすっぱい?
全ての味覚にアプローチを濃く仕掛けてくる恐ろしい奴。
とにかく言い表しようのないまずさ!!」
そんなものをたまたま読んでいたので、本日処方されてしまったときには、かなりのドキドキものでした(笑)
主治医に、「リンパ液の量を減らす飲み薬をお出ししますから。ちょっと飲みにくいですけど我慢して飲んでくださいね」と言われたときに、「イソバイドに間違いない!」と思いました。
これです。
お薬を処方してもらうときにも薬剤師さんに、「飲みづらい」ことを強調され、水で2倍に割って飲んでもいいとか、りんご酢で割ると少しよくなるという話を聞いただとか、いろいろアドバイスしてもらいました……。でも、牛乳だけはNGだそうです。牛乳に含まれるたんぱく質とイソバイドの成分が結合してしまうそうです。
さきほど、初めて飲んでみました。
無色透明で、すこしだけ粘度があるような感じ。ガムシロップみたいです。
臭いは、医者で処方される子供用の液体の飲み薬ありますよね、ピンクの。そんな感じ。それほど悪くないです。
かみさんに味見してもらいました。すると意外にも「おいしい!すごくおいしい!」
でもかみさんは、子供用液体飲み薬の味が大好きな曲者なので、油断はできません。
おそるおそる、でも一気に30ml飲み干しました。
ん?なんだ。こんなもんか。
これが第一印象。
しかし、後味は激マズ。何か飲み物を備えておかないと、ちょっと飲めないかも。
なんかもう、胃がカァーっとくるというか、苦みを喉が感じるというか、それでもって酸っぱいし甘い。うーん、コミュニティに書いてある通りじゃないか。
でもまあ、ドリアン以上の臭いじゃないかとか青汁なんか目じゃない味なんじゃないかとか、ものすごく恐ろしい味を想像していたので、ちょっと肩すかしを食らったのでした。
その他、処方された薬に変更はありません。あ、ステロイドは長期にわたって使えないため、もうこれ以上できませんねということで、とりあえずなくなりました。
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