いまさら「オフショア開発で工数削減」とか、笑止千万である。
オフショアリングもフェアトレードすべきだ。
その前に、国内ですらフェアじゃないところが日本のオワタところなんだけど。
さらに進めると、企業が従業員に対してフェアかどうか、そこに行き着いてしまう。
フェアじゃないならフェアじゃないなりに、何かしら良い流れが必要だと思う。
ハッピーになれるもの。
短期で人々の興味を失わせてしまうような奇策は不要。
どうしても手に入れたいと思わせる何かが提案できなくては今の状況は打開できないかもしれない。
日本の苦しみは、中途半端に大きな国内需要にある。
まさに戦艦大和の論理といえよう。
これだけの装備をした世界最大級の超弩級戦艦が、沈むはずが無い、と。
万が一沈んだときのことを考えることが許されない風潮。
「非国民」
マザーハウスの山口絵理子さんの、フェアトレードに関する話を読んでいて思ったこと。
安い値段で買いたたく側
低品質を売りたたく側
この両者の視点でモノを見ていかないと、偏るなぁ。
買いたたく側の是正しか頭に無かった。うーん。
考えがまだまだ浅薄すぎるんだよな。
いつもこれだ。反省。
しかしBRICsのIとCに関しては、もう既に「低品質の安売り」は考えなくなって久しい。
まだそういうことをやっている会社もあるけど、それは国内でも同じこと。
「安くすることでしか、戦えない」そういう会社。
日本ではカスタマーサービスの満足度が高い企業がもてはやされる傾向があるけど、
それは賛同できないんだよね。昔っから。
だって、ライバルであるA社とB社で、ほとんど差のつかない製品を出していた場合、
カスタマーサービスの良さで差を付けて勝とうっていう考え方でしょ?
逆に言えば、たとえばA社の製品はB社より少し劣っています。それでも
カスタマーサービスの評判がいいから、A社を選ぶ人が出てくるわけでしょ。
本来主力を注ぐべきである製品そのもので勝負ができないから、価格やサービスで
競争せざるを得ない。
テレビショッピングのCMを連想する。
サービスも価格も、そりゃ満足度は高いほうがいいに決まってる。
しかしそれが戦略の第一要素に入ってはいけないのだと思う。
本来はね。
でもいまやマーケティングという分野があり、
こういったことも考慮して総合的にモノを売って行かなくてはならなくなった。
とはいえ、やっぱり本来の「商品のチカラ」は大切にしなきゃダメだよな。
優れた商品に、優れたマーケティングで、敵なしじゃないか。
ちょっと話が逸れたけど、そういう意味で、叩き売りしかできない委託先というのは
ちょっと問題がある。
技術で差をつけにくいところでは起きやすいかもね。
でも足下みられてフェアトレードできなかったら、結局幸せになるのは誰だ?って話。
結局、売る方も買う方も、虎視眈々としていなければならないのか。
これだけは譲れないというポイントを譲ってしまったら、
小作農になります。
さらに譲ってしまったら、
奴隷になります。
なんだかよくまとまってないな。
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