昨日、吉川さんがお見舞いに来てくれた。
とても嬉しかった。
最後に「これからの生き方」の話になった時に、「もう他人に認められるような話じゃなくて、利己的に、自分が本当に何をしたいか」と言うお話をいただいた。
その時は、「そうだな……全くその通りだ」って思ったんだけども、おかえりになった後によくよく振り返ってみると、僕は今まで人に認めてもらうとかそんなことのために活動してない。その証拠に、今みたいなことになっても全く後悔もしてない。自分がやりたいことのために、やれることをやってきた。ただ、思い通りのものを作るためにはまだ力が足りなかったことを素直に認めるだけだ。
吉川さんが残していってくれた本がここにある。
『ナウシカの飛行具、作ってみた』
この八谷さんも、何度も試作機を作ってきた。僕にとって、過去に様々なところで携わってきたプロジェクトも、とかいなか食堂も、すべて試作機だったのだ。
思い通りのものが出来上がった時、試作機は完成機になる。それだけのことなのだ。
でもひとつ、吉川さんの言葉から、今後やりたいことのひとつがとても大切な宝物に見えてきた。
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