クレジットカードを持たずに現代を生きるメリット

必要は発明の母。

クレジットカードに関する、ここ数年間の個人的な流れ

会社を辞めて自由になり、好き勝手にやりたいことを始めた代償として、ひとつまたひとつと、持っていたクレジットカードの支払いが滞り、去年だか一昨年だかに、すべて失いました。

いま思えば、これは通過儀礼みたいなもの。

そりゃ当然の話で、僕が今まで所有していたクレジットカード(AMEX、VISA、JCB、MASTER。一部はゴールドカード)を所有できていた根拠、つまり信用の担保はどこにあったかということです。それは、僕個人にではなく、僕が所属していた会社にあったのです。過去にもフリーランスの時期がありましたけれども、その時期にカードを失わなかったのは、「林くんきみ、社会的信用のある会社をやめちゃったんだね(減点)。でもまあちゃんと支払ってくれているみたいだから引き続きカード使っていいよ」っていうだけのことですね。

会社の七光りや親の七光りで手に入れたクレジットカードは、所持者本人の社会的信用を根拠にしていないという点で、捉え方によってはとっても危険なアイテムであります。

会社員として最後に所属していた組織は、とある分野で世界トップでしたし、そこで悪くない報酬をいただいていたものですから、クレジットカード払いで様々な買い物やサービス利用をしてきました。

そこで突然、後先を考えずに「やーめた」なんて言って会社を辞めてしまうようなバカはあんまりいないと思いますが、それをやってしまったのですから、支払いが滞るのも当然だバカ、ということです。

そうして、利用できるクレジットカードは1枚もなくなってしまったのでした。

クレジットカード遍歴

僕の社会人履歴は、ドラクエに例えたら「レベル1で仲間もおらず、装備も布の服だけで、所持金は0ゴールド。職業もなし」みたいな感じです。20代でフリーランスになったときにクレジットカード作ろうとして審査に落ちたのは、今ではネタとなる良い思い出です。

しかし30代になり、某外資企業に所属していた頃なんぞ「年会費は会社が払ってやるから出張などの支払いのためにコーポレートカード作れ」と言われまして、その会社が米国系であったこともあり、いろいろ会社としてもシガラミがあるんでしょうが、AMEXのコーポレートカードを持たされたりもしました。こいつが結構便利だったのは、日本にいながらにしてアメリカ籍のカードなんです。ですからUS国内限定のサービスに契約できちゃったりしました。

まあカードあったらカード払い、しちゃうよね。

だって支払いがラクだし、ポイントつくし。ポイント大活用している同僚に比べたら大したことないけど、それでもJCBなんてディズニーランドのペアチケットもらえたり、Amazonで使えばAmazonのポイントが貯まりまくるし。

クレジットカードがないと使えないサービス

  • タイムズカーシェアリング
  • レンタカー
  • クレジットカード払いにしか対応していないサービスすべて

銀行引き落とし、銀行振込、請求書払い、PayPalの銀行引き落としサービス、デビッドカード(持ってないけど)、代引き、交通系ICカード、その他、クレジットカード以外にも様々な支払い方法が存在するわけですが、ビットコイン等の仮想通貨だけは手を出しません。

ところで、使えないサービス等があればあったで、どうにかしようと考えるわけです。それが冒頭に書いた「必要は発明の母」であるということです。

では、クレジットカードをなくした僕が、実際どのように生きているか説明しましょう。

各種支払をどうしたか

さくらインターネット

当ブログのサーバを収容してくれているのは、さくらインターネットさん。あと、当サイトのドメイン「klavier.jp」を管理してくれている。その他、仕事関連でVPSも契約している。

さくらインターネットさんへの支払いができなくなってしまうと、いろいろ困る。

以前はクレジットカード払いだったので、いくつかのサーバは止まってしまったが、さくらインターネットさんは優しいので、クレジットカードの引き落としに失敗すると、振込先を教えてくれる。金銭的に一番やばかった時期に、このサイトのサーバとドメイン名だけは死守するために振り込んだけれど、他はもう諦めて解約。

さくらインターネットさんは請求書払いにも銀行引き落としにも対応してくれているので、現在は銀行引き落としに変更して無事に利用継続させていただいている。

Dropbox

無料ユーザーに格下げ。容量低下。そのため、仕方なくDropboxに入れていた膨大なファイルのうち、利用頻度の低いものは自宅サーバに移した。

最近ではさらに厳しく、接続できる端末の数が3台に制限された。これ困るし不便。いま使っている端末が2台のMac、iPhone、iPad、それからファイルサーバーと、仕事用のWindows。これだけでも6台あるのに。

というわけで、近々やめようと思ってる。

代替はownCloud。大容量で安いVPSかホスティングを探していたんだけど、そんなものは少し前ならいくらでもあったけど、現代は存在しない。

まてよ、自宅サーバーでファイルシェアすればええやん。いま使ってる自宅用ファイルサーバーはWindows XPという骨董OSで動いてるのでそのままシェアできん。ということはやっぱりQNAPあたりのNASか?

いやいやまてよ。QNAPはとっても評判がいいし使ってみたいけど、高いじゃないか。

あれ? こんなところにRaspberry Piが転がってるぞ……。

(続きは、お察しください)

Trello

無料ユーザーに格下げ。しかしユーザー紹介すると1ヶ月間Goldに格上げされるので、上がったり下がったりしている。

しかしTrelloさんは太っ腹なので、無料ユーザーでもGoldユーザーでも、肝心の機能を使う部分においては全くもって問題がない。

このような豪気なサービスとは、長くお付き合いしていきたいものだ。

Evernote

あれ?なんで無料ユーザーに格下げされてないんだ? と思って調べたら、年間サブスクリプションで最終支払は昨年12月。今年の12月の更新時には格下げされると思われる。

Evernoteのいいところは、無料ユーザーになっても、既存のデータには何も制限がないことだ。無料ユーザーは月間転送データ量が少なくなる。

ところが無料ユーザーになると、接続できるデバイス数が2に制限される。

うーん。
続きは、下のQuipの章で。

Quip

はじめっから無料。だけど最近、Evernoteに回帰しつつある。Evernoteは見出しのMarkdownに対応していないのが残念だし、Quipはシンプルで脳内からとめどなく溢れ出るアイデアをメモするにはかなり良かったんだけど、ファイル数が3桁、4桁になってくると管理しにくい。

そういうわけで放置。EvernoteのPremiumが切れたらまた使うかも。

いやまてよ……。自前で構築できないか?

こんな記事みつけた:

Office365

サブスクリプション更新できず、読み取り専用アプリになってしもうた。

表計算、ワープロ、プレゼンテーション。ビジネスアプリケーション3つの神器。というのはもう時代遅れだけど、やっぱり必要。

しかしMicrosoft Officeがなくても生きていける時代なのだ。

使いたくなくても送られてくる.xls/.xlsx/.doc/.docx/.ppt/.pptxファイルの数々を開くには、Macユーザーなら誰でも無料で使えるnumbers、pages、keynoteがある!Linuxでも無料のOffice Suiteはたくさんある!
GoogleドキュメントやZohoオフィスもある!
いま契約している会社のひとつから支給されているWindows PCにはOfficeが入ってる!(助かる〜)

これを機に、脱Office Suiteしてみたい。

パワポはどうにかなりそうだ。
ワープロもどうにかなる。
問題は、表計算だ。

表計算ソフトを使ってやっていることを、目的別に分類する必要がある。

  • 単純に表が作りたい→numbersと無料スプレッドシートアプリ
  • プロジェクト管理
    →Redmineみたいなプロジェクト管理ツール使おう
    →いやそれも古い
    →(TrelloとSlackとBitBucketと……)

Adobe Creative Cloud

サブスクリプション更新できず、アプリ使えなくなってしもうた。

  • Lightroom→MacのPhotos
  • Photoshop→GIMP
  • Illustrator→Gravit Designer
  • Animate→Google Web Designer
  • Acrobat→MacのPDF書き出し機能。デジタル署名もOSSでなんとかなる。

PlayStation Plus, Nintendo Online

コンビニにプリペイドカード売ってる。
衝動買いしなくなってまじラッキー。

Netflix

ファミマにプリペイドカード売ってる。

他のコンビニにもあるけど、ファミマなら間違いなく2,000円カードと5,000円カードがある。

Steam

PayPalほか、無数の支払い方法がある。

モバイルルーター(UQ)

→解約

nuro光

→振込、銀行引き落とし

各種公共料金

→コンビニ払い、銀行引き落とし

家賃

もともと振込だから問題なし。

レンタカー

これが唯一こまる。
でも、気軽に借りられなくなったおかげで、モンキーの出番が増えた。
それから、Elise修理して取り返すモチベーションにもなってる。

まとめ

カード払いをすべて整理して、結果どうなったか。


年額(過去)年額(現在)
さくらインターネット¥35,269¥21,753
Dropbox¥14,400¥0
Trello¥6,420¥0
Evernote¥7,200¥0
Quip¥0¥0
Adobe CC¥11,760¥0
Office 365¥12,744¥0
PSN¥5,143¥5,143
Netflix¥23,328¥8,712
モバイルルーター (x2)¥8,000¥0
Amazon Prime Student¥1,900¥0
iTunes Match¥3,980¥0
Apple Music¥11,760¥11,760
¥141,904¥47,368
差額
¥94,536

Hiro Hayashi

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