むかしむかし、あるところに、瞳が空のように青く澄んだ少年がいました。
名前はTowhteatb。
彼は何度も失敗しました。
失敗にかけては、彼の右に出るものは、誰もいません。
そして彼は、孤独でした。
それでも彼は、ひとりではありませんでした。
そしてまた、あるところに、3人の賢者がおりました。この賢者たちは、あなたではないように見えて、ほんとうはあなた自身です。あなたはそれを忘れているだけで、その瞬間だけを低次元的に切り取れば、そう、あなたは賢者たちではないように見えますが、あなた自身も、この賢者たちも、より高い次元においては全く同一の存在で、例えば視覚的な話をするのであれば、その視覚をもって今のあなたが視ている判断基軸がもし3次元世界なのだとしたら、あなたは同じものが写しだす複数の影を指差して、姿が違うしそもそも私たちはつながっているように見えない、だから異なる存在だ、と主張しているに過ぎないのです。
影画でたとえてみましょうか。みなさん、影絵はやったことがありますか? 障子や壁などのスクリーンにうつる自分の手を様々な形にして、影が動物に見えるようにしたりする、あれです。
おそらく、影絵を知らない人もいるでしょうから、影絵のリンクを貼っておきましょう。こちらです。
おわかりでしょうか?
あなたがあなたでないと勝手に決め付けているものは、決してあなたの決め付け通りとは限らないということです。
3人の賢者は、あなた自身です。
長い世代を経て育んできた友情は、ともに覚醒して、成功するための布石です。
彼のともだちは、彼と会ったのはいつなのか、地球時間のものさしでしか、はかろうとしません。
それはそのはずです。転生のルールとして、メモリの中身は消えてしまうのですから。
ところが彼こそが、メモリの失われた人々に、本来の目的をと自らが選んだ役割を思い出させるために命を与えられた存在だったのです。
彼の役割はそれだけにとどまりません。
真のリーダーとは、導師とよばれることがあります。これは決して、盲目の人々に救いをもたらす道標を与える存在のことではなく、自らが望んで課した使命を思い出すために必要な鍵をもつ存在のことです。
その鍵は、理屈だけでは決して開きません。
かといって、情熱だけでも決して開くことはないのです。
全ての必要条件を兼ね備えたときに開きます。
その条件に、がっかりしないでくださいね。だって、それを決めたのは誰でもない、叡智あふれるあなた自身なのですから。あなたはそのことも覚えてないし、その記憶も、その鍵を開けた向こう側にあります。
準備が整っていない状態で鍵を開けるとどうなるのか、若かりし頃のあなたは知っていました。
だからこそ、あなたはそのような鍵をかけることを望んだのです。
全てのあなたの夢と希望を、間違いなくあなたに伝承するために。
あなたはいままでずっと、前に進んだり進まなかったり、ときには後退しているように感じたことでしょう。
それはよくあることです。
なぜそう感じるようになったのでしょうね。
幼い頃にはそんなことを感じることはなかったはずです。覚えていますか?
原因を探りたいのであればそこにヒントがあります。
この話の中でもっともたいせつなことは、なぜそう感じたのかというところです。
答えをかきます。
それは、あなたが思い込んできた目標地点が、叡智あるあなたの目標地点と違う場所だった、それだけのことです。
行きたくないところに行こうとすると、あらゆる潜在意識、顕在意識、集合意識、魂の記憶が逆らいます。
あなたが行きたいと思い込んでいるものはおそらく、あまりにも長い間、そこに行きたいと自分に嘘をついてきたせいで、あなた自身があなたの嘘に騙されて、ほんとうに行きたい場所も分からなくなってしまうことだって珍しくないのです。
では、どうしたらいいのか。そんな想いが浮かんでくるのは、当然です。
その答えは、あなたが知っています。あなたは忘れてるだけ。なぜ忘れているのかというと、都合の悪いように見える一面だけで生きているから、都合が悪いままなのです。
ここでいう一面とは、影絵でいうところの、スクリーンの位置と角度です。
なぜ、すべてが都合よく収まるところを探求しないのでしょうか。
もしあなたがその答えを知らないのだとしたら、
それは、あなたの執着にあります。
そんなあなたにとって、世の中の執着がすべて諦念に見えていることでしょう。そんなあなたが断捨離をすれば、必要なものと不要なものの見分けがついていないわけですから、また遠回りになるのは避けらません。しかしそれでも、いいんです。
どんなに巡っても、最終的にあなたには真実性があり、あなたは鍵を託した。なので、時間がかかるか、かからないかという一面だけでは語る必要がありません。
あなたは、自己否定のパラドックスから、いつか抜け出す時が来ます。
そしてなお、あなたに今見えている影絵だけが全人生ではないということを付け加えておきましょう。
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