Fake Design vs. Real Design

この記事は約3分で読めます。

僕の友人なら誰もが知ってることですが、僕はコンピュータも好きですが、同じくらい好きなものがあります。それが乗り物です。とくに二輪車と四輪車(ときに三輪車)は子供の頃から大好きです。

そういうわけで5年前くらいから車好きの友人と、いつか乗り物や移動体関係の事業をやりたいと話しています。事業といっても自動車メーカーとして会社を大きくして儲けたいとかではなく、自分たちが心から面白いと思えるもの、こんなのがあったらいいなを突き詰めたものを、最初はガレージで自分たちのためにカスタムしたり作ったりするところから始めたいという話です。

四輪車(自動車)の話をすると、僕が心から惚れてしまう自動車のタイプには特徴があります。

なぜロータス・エリーゼが好きか。
なぜホンダ・NSX(初代)が好きか。
なぜフェラーリ・F40が好きか。
なぜマクラーレン・F1(フォーミュラカーではなく市販車の方)が好きか。

これらの車にある共通性。

この共通性を持つと僕が評価している車たちは、軍用車全般。消防車。救急車。ゴミ収集車。商用車。スーパーカーではないピュアスポーツカーなどです。

目的が明確で、無駄がない。
そのような道具は車に限らず、機能美のオーラを纏っているのです。

エキゾーストエンドについて

自動車の排気口のことです。テールエンド、マフラーエンドと呼ぶ人もいます。高性能であるほど排気の抜けをよくするために大口径になります。大排気量になるほど大口径になります。これが性能からくる美しさを表すひとつのポイントなのですが、最近の自動車デザインは嘘だらけで、フェイクが多用されています。

▼アウディ R8

楕円形の大口径テールエンドは見せかけで、その内側にちょっと見えているのが本物のテールエンド。

ちなみにR8はアウディのフラッグシップともいえるスーパーカーです。新車で3千万円以上します。エンジンはランボルギーニ・ウラカンと同じです。

そんなR8ですら、デザインはフェイクに満ちている。

▼レクサス LS-F

約1,800万円もする、レクサスご自慢のハイパフォーマンス・スポーツカーのラインナップがFシリーズ。ちなみに初代FであるIS-Fが左右4本で縦に2本ずつ並んだ珍しいマフラーエンド構成で話題になり、それから続くFシリーズはこのスタイルが継承されることになった。

▼初代IS-Fのリアビュー。

▼現行LS-Fのテールエンドは、見ての通り。スカスカ……。

▼メルセデス・ベンツ Cクラス

マフラーそのものがない。こいつはマフラーエンドを模したただの飾りで、ご丁寧にメッシュまで施されている。

▼メルセデスAMG GT

こいつは泣く子も黙る(?)、AMGの高級スポーツカーですよ。価格も2,000万円前後。

はい、まあるいのが見えてます。

▼フェラーリ・カリフォルニア

フェラーリですら、やっちまってる。北米市場を意識したカリフォルニア。電動オープン。

実際よりも大きく見せようとしているのがバレバレだと、むしろ格好悪いと思うのは僕だけでしょうか。

▼ロータス・エリーゼ

▼フェラーリ・F40

▼マクラーレン・F1

車のフェイクデザインはエキゾースト以外にも様々なところにあるが、今日のところはここまで。

ホンモノってワクワクするよね。

コメント