僕はいま、地元の商店街を歩いている。
もうすぐ祖母とお別れをしなければならない。
既に亡くなった祖父母たちのいる世界に、行ってしまうのだ。
わたしたちは何者なのか。
どこからやってきて、どこへ向かっているのか。
それとも、そんな概念すら意味がないものなのか。
探究心
を失わずに生きていれば、願った疑問の答えは必ず得られる。
それが誰でもない、自分にとって納得のいく真実なら、それでいいのだろう。
生かされる
死を克服する方法
死に勝つ方法はない。
死に負けない方法はある。
死というものに負けない方法はただひとつ。
死を受け入れること。
受け入れなければ理解も共感もないのだ。
その恐怖に打ち勝つためには、鋼のような強靭さだけでは足りない。
太陽の輝く力と、大地や海の包容力。
この宇宙というものを素直にみつめること。
わたしたちは、つながっていることを理解すること。
食べるとは何か。
相手から受け取るもの。
死を受容してはじめて理解する、生がある。
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