CDレンタルの需要

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いつも思うんだけど、みんなもっとCDレンタルを活用しないのかなと。

CDレンタルの弱点は最新作が発売日に手に入らないことと、返しに行かなくてはならないこと。とはいえ、最近は発売後そんなに待たずともレンタル開始されるし、レンタル→返却→レンタルのサイクルが出来ると返却も苦ではない。僕の場合は古くても欲しいアルバムがたくさんあるので、CDレンタルはとてもよい選択だと思う。
最近は専らTSUTAYAばかり使っている。TSUTAYA Onlineの会員(無料)に登録して、よく使うお店を数件Webで登録しておけば、そのお店で期間限定のクーポンが出るとメールが届く。クーポンにはいろいろ種類があって、対象がCD、DVD、あるいはその両方で、新作/準新作/旧作/すべてのレンタルがたとえば半額になるとか、5枚で1,000円とか、お得に借りられる。これがまた結構な頻度で来るので、使わない手はない。
たとえばこの週末はウチから一番近いTSUTAYAで半額クーポンが出た。使い方は簡単で、送られてきたメールに載っているURLを開いて表示されるクーポンの画面をレンタルするときに見せるだけ。
携帯対応サイトだが、iPhoneでもPC用のサイトからクーポンが表示できるので問題なし。
同時にTSUTAYA Online会員以外の客への割引キャンペーンもやっていて、CDが4枚で1週間レンタル1,000円(1枚250円)だったのだけど、会員クーポンだと半額なので、2泊3日で1枚150円だ。(枚数が多いと1泊の料金で2泊借りられる)

150円っていったら、iTunes Storeだと1曲しか買えない値段である。
それでCD1枚丸々借りられるんだからお得だ。
しかもTSUTAYAの素晴らしいところは、そのCDが何枚組であろうと同じ値段で借りられることだ。
2枚組で30曲入っていても、3枚組のベスト盤で50曲入っていても、半額クーポン使えば150円だ。
こないだジョン・レノンのCD BOXセットがレンタルコーナーに置いてあったんだけど、CDが10枚くらい入っているデカい箱なのに、これも1枚分である。凄いお得感。

CDなんてほんとにもう全部フォローしきれないほどに毎日リリースされ続けているわけで、なにも今週発売されたばかりのCDばかり狙わなくても、借りたいCDは山ほどある。TSUTAYAで一度に借りられるCDは10枚までなので、僕は10枚借りては自分のiTunesに取り込んで翌日返すというのをよくやっている。
(追記: どうやら勘違いだったようで、一度に20枚まで借りられる。但し入会後初めてのレンタルを除く)
たまに妻にも一緒に借りてもらって、一度に20枚ということもある(笑)

半額だったら、20枚借りても3,000円で済む。これって邦楽CDだったら1枚しか買えない値段じゃないのかね。

しかもCDだったら取り込むときに音質も自由自在だ。iTunes Plus(256kbpsのDRMフリー)は通常よりちょっと高いし、BEATPORTなんかだと音質が高いソースは高額になるのだ。CDから取り込むなら音質だってそのままロスレスでもいいし、MP3もAACもビットレートは自由自在だし、もちろんDRMなんてかからない。
ちなみにレンタルしたCDを取り込むのは合法行為だ。そのための使用料もレンタル代に含まれているので。

しかもTSUTAYAが最近、洋盤の取り扱いを始めた。はじめは「いまさら洋盤?」と思っていたんだけど、これがまたなかなか良いラインナップなのだ。洋盤でしか出ていないものがたくさんある。しかもかなりマニアックなアーティストがさらっと入っていたりする。(しかし、無いものは無い)
このラインナップは誰が決めているんだろうか。これをさらに充実させてくれれば、もっとたくさん借りるのに。

iTunes Storeをはじめとするオンライン楽曲提供サービスの発展には目をみはるものがある。今後はKindleやiPadを中心とした電子書籍リーダーを使った電子書籍の配信に注目が移っていくのだろうが、楽曲提供もさらに充実させていってほしいものだ。まだまだオンラインでは手に入らない楽曲がたくさんある。

たとえばLast.fmで特定の好きなアーティストのステーションを再生していると、そのアーティストにテイストの似た音楽がどんどん流れてくる。たまに良い曲が流れると、そのアーティストの情報をクリックする。すると、Last.fmのサイトが開き、そのアーティストの情報が表示される。ここまでは、かなり便利である。
じゃあそのアーティストのアルバムを手に入れるかな、と思い、同ページにあるアルバム情報のところを見てみると、iTunes Storeで扱っていないアルバムが半分以上だったりする。というか、iTunes Storeは、アーティストのディスコグラフィーを確認するのにはとても不向きな作りをしている。そのアーティストの自分が持っていないアルバムはどれくらいあるのか知りたいとき、てんで役に立たない。そういうときにはWikipediaとかDiscogsとかLast.fmのほうがよっぽど便利。あるいはそのアーティストのサイトを見つけるとか、MySpaceを開設しているならアクセスしてみるとか。

CDレンタルは、今後マニアックな方向に発展させるべきだと思うなあ。
店舗スペースの問題が大きいのだと思うけど、そこは何とかならないものかな。
というかこの、レンタルとオンライン配信の価格差って、とてもいびつなものを感じるんだけどどうして両立できるんだろう。レンタルで済むアルバムをわざわざ高い値段払って買うのって、どうなんだろう。大好きなアーティストでジャケットも欲しいというのならオンライン配信やレンタルじゃなくてAmazonとかCDショップでCD買うだろうしね。
なかでも一番気持ちが分からないのがLISMO Music Storeってやつだ。
押し付けがましいWebインタフェースが最悪なうえに、高すぎる。レコチョクで「着うたフル」を1曲ダウンロードしようとしたら、210円〜420円だって。それに加えてダウンロードの通信料金がかかるんだから。
さらにいえば、データフォーマットは非常に特殊であり、同じ電話番号をもつ携帯でしか再生できないという迷惑な制限までついている。最大データサイズが5MBという制約もあり、音質もあまり期待できない。

つまり何が言いたいかというと、CDレンタルはまだまだ健在であり、お得であり、音楽配信はまだ割高感が否めないということ。

コメント

  1. らーちゃん より:

    私はケチだから、駐車場でコピーしてそのまま直ぐ返却・・・
    いくらも安くはならないんだけどねw

    • うずら より:

      > らーちゃん
      そうだ、それ。いつも真似しようと思うんだけど、Macを持ってくるの忘れちゃうんだよね。
      まぁ自宅に帰って速攻でコピーすれば当日返却可能なんだけど、いちいち帰るの面倒だもんね。今度から忘れないようにしなきゃ。

  2. Chabo より:

    レンタル利用してるYO!

    まぁ今はボカロばっか聴いてるのであんま借りないけど、女房が聴きたいってやつは買ったりダウンロードしたりしないでレンタルを利用してる。

    まぁ今はみんなダウンロードしちゃうんだろうね。

    借りに行くより早いし返しに行く手間もないし。

  3. うずら より:

    > ちゃぼ
    うちのほうのTSUTAYAは、ボカロのCDもかなり充実してるよ。今度見てみて。
    まあボカロの場合、作曲者が無料でMP3を配布しているケースも多いから、レンタルする意味はあんまりないのかな。違うミックスのバージョンが入ってたりするけどね。あとは、カラオケバージョンがあるから「歌ってみた」やる人にはいいかもね。