明日、NOVAを解約します

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なんだか不穏なタイトルですが、実は英会話と中国語会話のためにお茶の間留学セットまで用意して意気揚々と始めたNOVAを、明日解約します。その件についてと、英語の能力をはかる試験のあり方についてちょっと書いてみようと思います。

NOVAをやめるのは、気持ち的に継続する余裕がないのと、NOVAの「駅前/お茶の間留学」というコンセプト(特定の強化学習よりも日常会話の時間数を確保して語学力を上げる方式)が、今の環境ではわざわざNOVAに行ってまでやらなくても実現できる(仕事で毎日ネイティブと英語で話をする)ので、辞めることにしました。

そして、お金がなーい!というのがまあ、最大の理由ではあります(笑)。

明日解約にいくのですが、実はしばらく前に一度、解約の手続きをしようとしたら、解約にお金がかかるというので解約を断念したことがあるんです。

Webで「NOVA 解約」などのキーワードで検索するとたくさん出てくるのですが、NOVA解約に関するトラブルや訴訟の絶えない企業のようですから、十分に注意して話を進めなければなりません。

契約書をきちんと見直した方がよさそうですね。

NOVAの受講はポイント制になっており、入校時にある程度まとめてポイントを購入します。この購入済みのポイントのうち、どれだけ消費されたとみなすかが問題で、大抵の場合、NOVAと受講者の間で認識のずれが生じて諍いに発展するようです。もちろん、NOVAの言うままに処理をすすめれば損をすると言い切れるわけではありませんが、前回の交渉でも噂通り、口八丁で解約をやめるよう促してきたので、今回は本気でやめようと思っているため、気を引き締めていこうと思います。

ところで日本では、英語力のバロメータとしてほとんどの企業や社会人がTOEICを利用しています。ところがこのTOEICって、実はリスニング(聴解力)とリーディング(読解力)のテストしか無いんですよね。TOEICのスコアがかなり高い人でも、話をさせたり文章を書かせると途端に日本の中学英語レベル、になってしまう人がたくさんいます。しかもそういう人は、聞き慣れない言い回しを連発するのです。時制や単数系/複数形、受動態と能動態の使い分けがうまくできないのは、こういった方々において顕著です。

TOEICのスコアと会話力には関連がないとされる論文もあります。

僕はというと、仕事で毎日英語を使っているし、今まで上司が日本人だったことのほうが少ないくらいなのですが、恥ずかしながらTOEICをまだ1回しか受けた事がありません。その1回きりの体験から思ったのは、あのテストにはコツと経験が必要だな、ということです。TOEICの試験は、かなりのハイペースで進みます。そのペースに追いつくためにはいろいろな技があるそうなのです。チャプターごとの説明が放送されている間にそのチャプターの問題文と回答の一覧に目を通しておく、などです。

そういった対策をまったく行わずに試験に望んだのですが、案の定回答率はボロボロ、時間切れのチャイムが鳴ったときには、未回答の(問題すら読んでいない!)問題がたくさん残ってしまい、チャイムが鳴り終わるまでに、未回答の問題全部「B」にマークしまくった(それすら間に合わなかった)という苦々しいものでした。

それでもリスニングに関しては、放送と同じペースで進められるため、なかなかの点数。リーディングは最悪。

次回の挑戦では全問とりあえず答えて、それだけでも成績が上がるぞ~!なんて意気込んでいたのです。そして、先月開催のTOEICに申し込みをしたのですが、そこ例の突発性難聴を煩ってしまい、受験料を無駄にしてしまいました。

来月また受けよう!なんて思ってみたのですが、ここでひとつ問題が。左耳が聴こえないので、リスニングで大きなハンディを背負ってしまったことに気づいたのでした。

目の前にいる人の会話ですら、それが日本語であっても今まで以上に聞き取りに苦労しているのに、英語で、しかも小さなラジカセのスピーカーから再生される音声をうまく聞き取れるのでしょうか。

電話は片耳で聞くものなので、良いほうの耳に受話器を当てれば今まで通り問題なく会話できるのですが……。

そういうわけで、すっかり意気消沈してしまいました。会社の上司には、次の目標点数は900点ですねなんて、半期に一回のMBOで言われていたのですが、900点となるとほぼミスが許されないレベルです。なにか他に英語力の良いバロメータになるものは存在しないかと、しばらく模索していました。

そこで発見したのが、T-SST(Telephone-Standard Speaking Test)やPhonePassといったテスト。

どちらも電話で受験するテストです。ヒアリング能力だけでなく、スピーキング能力も必要。これ、どうですか。いいじゃないですか。でも、どちらもあんまり知名度がないですね。誰か何かいいものを知っていたら、教えてください。

英会話というと、やはり喋れないといけません。会話ですから、一方通行じゃいけないわけです。聴くだけでは駄目です。とくに日本人はただでさえ押しが弱い、というか遠慮する文化がありますから、自分の意見を相手がベラベラ喋りまくっている合間に割り込んで主張するという能力が求められます。アメリカ人もインド人も、話しだすともう本当に止まりませんから!

日本語同士ですら、相手の気分を害する事なくうまく会話に割り込むのはテクニックを必要とすることですよね。これを英語でやろうというのですから、みなさん、聞き取れなくても喋らなくてはいけないのです。

英語で喧嘩ができるようになったら、もう心配はいりません、って聞いた事ありませんか?

本当にそう思います。感情が高ぶって、言いたい事が山ほど浮かんできたときに、それを英語でストレス無く伝えることができたら、上級者ですよ。

人間は感情の生き物ですから、英会話教室やテストのように落ち着いて冷静に会話する、という場面のほうが実際には少ないと思います。

喜怒哀楽が大事ですね。英語で、笑って、怒って、泣いて、楽しむ。

「ああ、この人と意思疎通したい!」と思ったときこそ、成長のチャンスです。僕も海外では、仕事で「最低限伝えなければいけないことを伝える」よりも、プライベートで「これについてもあれについても話がしたい!」という場面のほうが、脳がよく働いている気がします(笑)。

話が大分飛んでいってしまいました。

明日はそういうわけで朝からNOVAへ……そして午後は……練馬まで行ってくるかもしれません。まだわかりませんが。

コメント

  1. shadow より:

    TOEICは二回受験しました。一回目はだいぶ前大手電機メーカー勤務の時に、会社で受けられましたし、費用も会社持ちだったんです。TOEICはspeakingと関連性が少ないと思いながらも、人材紹介会社の日本人はTOEIC成績が欲しいと言うんです。3年前再度受けました、難しい感じがなかったんですが、時間が足りなかったんです。終了10分足らずの時点で、readingの文章まだにタイトル残っていました、早速スキャンして、全部回答しました。見事900点を超えました^^

    私もskypeで勉強しています(費用が会社補助してくれます)。仕事と日常(趣味、ニュースなど)英語を活用するようにして、徐々に上達しています。

  2. うずら より:

    shadowさん、TOEIC 900点突破しているんですか!
    さすがですね!
    僕もなんだかんだ言って、900点取るまではTOEICを受験すると思います。成せば成る!頑張ります。
    というか、Mixiでも日記を拝見していますが、日本語もかなり上達していますね。以前は副詞とか接続詞にちょっとした間違いが見受けられましたが、最近のshadowさんの文章はほとんど完璧ではないですか。
    やはり、日本に住んでいることと、読書をたくさんしていることが大きいのですかね。

    ところでSkypeで勉強というのは、Skypeで外国語の口座などが受けられるサービスがあるのですか?
    shadowさんの会社は教育補助に熱心だからいいですね^^