医師と友人から推された自立への道

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「自立」という言葉は深い。みなさんは自立しているだろうか。人は人を頼らなければ生きていけないという。いったいどこまで自らの力で立ち上がっていたら、自立しているといえるのだろうか。

ここでは、組織に頼るのではなく、自分で組織を作ることについて得たシンクロニシティについて書いてみようと思う。

いま通ってる心療内科の先生とは確か9年くらいの付き合いになる。 うつ病から双極性障害と診断が変わったのは2010年の4月。ブログに書いてたから間違いない。 うつ状態ばっかり気にしてたからII型かと思ったら、躁状態は自覚がないだけで、I型という診断だった。 いまや過去にさかのぼって相当な分析を完了してるけど、それはまた別の機会に書こう。今回は主治医と友人と話したことについて。

これまでカウンセリングを受けたことがない。カウンセリングは家族、友人、同僚などに強く勧められて先生に聞いてみたことがあるが、「自分が必要だと思うならやってみたらいいと思いますよ。カウンセラーも紹介できるし、デイケアならウチでもやってます。でも必要な状況には見えないと思いますけどね」という答えだった。

先生の言葉が腑に落ちたのはしばらく後のことだ。
カウンセリングで言いたいこと言ってスッキリすることと、病気と真面目に向き合うことは別だと知るためには、様々な病識が必要だった。

「何か悩みや困ってることはないですか」と、いつものように聞かれる。
体調の悪いときは症状とか薬の効き具合の話ばっかりになるんだけど、最近は調子が良かったので仕事の話をした。調子が良くなった途端に勝手な話だと思うけど。

「性格、考え方からみて会社勤めよりもご自分でやっていくのが向いているように見えますよ」と先生に言われた。開業している先生に言われると、そうなのかなと思えてしまう。「お前は会社勤めには向いてないよ」って言われたことも一度や二度ではない。
「小さくてもいいから何か自分でやっていく方法を考えてみたらどうでしょう」
また背中を押された気がする。

現状:

働き方の文化の違いや、相互の理解不足や経験不足が多すぎるようだ。

社員の方の話を聞いて、そうですか、私はこういうときはこうしたらいいと思いますけどねー、こうするべきじゃないですかーという話をして、内情知らないやつが or 病気でろくに仕事していないやつが、何いってんだって話になって、人間関係をブチ壊した挙句、経営陣にブーブー言いたいこと言いまくって、どうにもならないことがわかって、それ以来あんまり口出しできない気持ちになってしまっている。

「あの人に相談するといろいろうるさい」「あれは躁状態のせい」って言ってる人がいるそうだ。気にしたくないものだ。そりゃないよね……。

でも社内の人とぶつかりたくないし、いろんな背景(病気とか、経験とか)はたぶん通じないし、たくさん我慢してる。

最近担当させてもらっている製品、この分野の経験はかなり昔のことで、もともと一番得意な分野というわけでもないので、新たな気持ちで勉強しながらお手伝いしてる。

主担当の方々がいらっしゃるので、あくまでヘルプをお願いされているに過ぎない。また横から下手な口を出したりして相手が嫌な思いしてないか気になって、ここでも控えめなのであった。

自分の会社を持っている友人たちから言われたこと。
「なんで正社員がいいの?」
「自分でそれやったら結構いけると思うけどなあ」
「それを自分の事業にしたらいいんじゃない?」
「お前は能力に対してコスパの悪いことばっかりしてると思うよ、昔から」
「そんな病気なのに就職・退職を繰り返してさ、俺みたいに会社とか個人事業やってれば調子いいときに能力バリバリ出しまくって稼げるし、調子悪いときは休めばいいじゃん。会社の従業員じゃなくても横の人間関係はあるよ。仲間に『悪りぃ、いま調子わるいから頼む』って一言いえば、助け合いみたいなのができるんだよ」

若い頃(20代前半)、正社員としてIT企業で働くことが最大の目標だった。そう考えるまでには、いろいろ経緯があったんだ。

社員でも自営でも、食っていけたらそれでいい。
しかし食っていくためのお金を稼ぐために、心を縛られてはいけない。

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