ピアノ協奏曲の美しい調べ

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ピアノ曲が大好きなうずらですが、最近、ピアノ協奏曲がとてもいい。
クラシックを知らない人のために書いておくとピアノ協奏曲っていうのは、ピアノを独奏楽器として、管弦楽との組み合わせで演奏される音楽だ。
ただのピアノ曲が個人プレイなのに対して、ピアノ協奏曲はオーケストラとピアノの絶妙なバランスなくしては名演奏は生まれない。それだけに名演奏を聴くと感動も大きくて、じわーっと胸が熱くなってくる。

セルゲイ・ラフマニノフをご存知だろうか。ロシアの作曲家であり、ピアニストでもあった偉大な人だ。

彼の残したピアノ協奏曲は1番から4番までの4作。

中でも甘美で切なくてギューっとくる素晴らしいメロディの第2番が特に有名だ。
クラシックを知らない人でも聴いたことがある人は多いと思う。
自分も、この第2番が長い間一番好きだった。
しかし最近は、第3番の美しさにやられつつある。

ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番(ニ短調、作品30)は、ものすごい作品だ。
ピアニストに、高度な演奏技術と感性を要求する。
世界一難しいといわれている。
それだけに、これを弾きこなせないプロのピアニストも多い。
いや、まともに弾きこなせるプロのピアニストのほうが少ない。

緻密に計算された和音が嵐のように襲ってくる。
少しでも演奏に余裕がないと、美しい音色は奏でられない。
プロが演奏したものでも、ひどいやつがたくさんあるのだ。

そんなひどいやつしか聴いたことがなかったので、この全3章で構成されている第3番を好きになれなかったのだろう。
ホロヴィッツを聴いて、なんだこの全然違う曲は!と驚愕した。
アシュケナージを聴いて、この曲が大好きになってしまった。

そして、2004年。
サントリーホールでの、ブロンフマンの演奏。
指揮はゲルキエフ、オーケストラは、ウィーン・フィル。
ここで歴史に刻まれるような名演奏が生まれた。
その場にいたら、どんなに素敵だっただろう!!!(*´ェ`*)

息をつく間もなく奏でられる、正確でメロディアスな和音の怒涛。
第一楽章のカデンツァで、息を呑む。
第二楽章から第三楽章へ、休む間もなく、エネルギッシュに、繊細に流れていく。
オーケストラとの息も、ぴったりで安心して聴いていられる。
最後の盛り上がりは圧巻の一言。

演奏の動画があったので、貼り付けておきます。

コメント

  1. らーちゃん より:

    私はアルゲリッチ派^^;

  2. ちゃぼ より:

    ピアノはニコ動の事務員G。

    情熱大陸とTANKがいいね!

    あれ?空回りしてる?

  3. うずら より:

    らーちゃん>
    マルタ・アルゲリッチのラフマニノフも聴いたことあるよー!
    とても女性とは思えないパワーだよね。
    第三楽章が特にすごかった記憶が。

    ちゃぼさん>
    事務員Gって知らなかったから検索しちゃったよ。
    ちょっと見てみたけど、さだまさしのバックバンドにいる宅間久善を思い出した。
    宅間久善は千手観音みたいな人ですw

  4. よも より:

    実家に姉のピアノがあったけど、私は「猫ふんじゃった」すら弾けずに終わった。ヽ(´ー`)ノ

  5. うずら より:

    (´;ω;`)