PMS / PMDD

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PMS (Premenstrual Syndrome)

PMDD (Premenstrual Dysphoric Disorder)

月経前症候群(PMS)とは?

治療ストレス
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PMSとは Premenstrual Syndromeの略です。PMSとは「通常、月経の2週間ないし1週間位前からおこり、月経開始とともに消失する、周期性のある一連の身体的、および精神的症状を示す症候群」と定義されています。

月経の前に体や気持の調子が悪くなり、次の生理の始まりとともに自然に軽快するいろいろな症状のことをいいます。

PMSの症状は、人によって様々です。「乳房が張ってくる」「下腹部に痛みを感じる」といった身体的な症状や「怒りっぽくなる」「理由もなく悲しくなる」というような精神的なものなど、実に様々な症状が出てきます。

特徴は下記の通りです。

PMSの特徴
1)月経のある女性にのみ出現する
2)排卵から月経前、プロゲステロンが活発になる時期(黄体期)に出現する。
3)月経終了後、プロゲステロンが必要とされない時期(卵胞期)には消失する。
4)月経の周期に伴い反復して出現する。
5)妊娠中は症状がみられない。

月経前不機嫌性障害(PMDD)とは?

PMSの徴候を示す女性のうち、およそ5〜8%の方は、月経前不機嫌性障害(PMDD)の可能性があると言われております。

月 経前、あるいは月経中のイライラや憂鬱感といった気分の変化は多くの女性にみられます。時には、それらが原因で、親近者との間に小さなトラブルが生じるこ とがあるかも知れません。とはいえ、大半の女性は治療を必要とするまでもなく、問題が大きくなることはあまりありません。しかしながら、ごく一部の女性に 日常生活さえもままならないほど著しい精神症状がみられます。それを月経前不機嫌性障害といいます。

症状の出現時期は、PMSと同じく、排卵から月経開始数日前にかけて現れ、月経開始後2〜3日のうちに消失します。

PMS、 PMDDで抑うつや不安を訴える女性は、月経が近づいてくると、「独りになりたい」「誰とも関わりたくない」と思う反面、寂しいやむなしいという思いが強 くなるようです。家族や恋人、周囲の親しい人々に対し、「愛されたい」「注意を向けて欲しい」という思いを抱えながらも、それを上手に伝えられないという ジレンマがあるようです。そこで自分の中に矛盾を生じ、親しい人に当り散らすことにも結びつくようです。

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