口蹄疫

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1ヶ月もの間、宮崎県が口蹄疫のためにまるで戦争みたいな状況になっているというのに、首都圏に住む我々には断片的な情報しか伝えられてこない。

今やインターネットや海外のニュース番組などでいくらでも情報を得られる時代だというのに、どうして日本のテレビ局は情報を制限したり制御したりしようとするのだろう。真実を伝えることが第一の使命なんじゃないのか。

民衆の/市場の混乱を避ける?それはテレビ局がやることではない。

宮崎県の地元のテレビ局では詳細な報道が連日行われているようだが。
いまここで宮崎の詳細を知りたければ、ネットで検索するか、CNNなどをチェックするしかない。
どんだけ腐ってんだ、日本のニュース番組は。

東国原知事のブログでは現地の危機的な状況が日々アップデートされている。
参院選?党のプライド?そんなものが口蹄疫の問題よりも優先されている現実に、ほんとに心から落胆する。

昨年行ったラスベガスの高級レストランでも、和牛がいちばん高級でスペシャルな扱いだったのに、無くなってしまう。
輸出できなくなるんだよ。(もうできないのか?)

空っぽになった牛舎、豚舎に、防護服を着た自衛隊員が真っ白な消毒液をスプレーしまくる、日本のものとは思えない物々しい光景。

口蹄疫は空気感染する。アルゼンチンなどの口蹄疫を経験している国からは日本は牛を輸入していないが、その理由も無くなった。なにしろ宮崎はこれから口蹄疫ワクチンを使用するんだから。

一部の発展途上国ではワクチンが使用されるが、先進国でワクチンが使用される例は基本的に無いらしい。
それでも使用せざるを得ないというのは、本当に壊滅的な状況だということだ。

本日までの口蹄疫累計、171例。
殺処分対象、13万3,011頭。

毎日、数千頭が対象として追加され、対象が発生する町も広がっている。

13万頭もの生き物が、食べられることも再利用されることもなく、ただ殺されて焼かれて埋められて行く。

しかしその殺処分も処理が追いつかない状況。

人類は肉を食べないほうがいいのではないか、との考えが頭をよぎってしまう。

たまたま今の自分はカロリー、塩分、糖質、コレステロールなどの制限のためにほとんど菜食主義的な食生活をしているけど、何の支障もない。たまに無性に肉が食べたくなることがあるけど、それを制御するためにYouTubeで屠殺の動画をたくさん見てみた。案の定、肉が食べたくなくなった。

肉は好きだけど、当分は野菜と魚だけでいいや。

コメント

  1. Chabo より:

    最近俺もぶよぶよのお腹を何とかするために、二日に一回夕飯をサラダだけにしてる。

    一切肉を食べないわけじゃないけど、ちっとお腹が固くなってきたよ。